現代思想の「アラブ革命」を読んでも、革命の意味がいまいち納得しきれなかった。
なぜエジプト革命は起こったのか。
アラブ諸国内での経済格差、失業率の高さ、汚職のまん延、欧米の民主化圧力…。
それも一因だけど、それだけじゃないだろう、という問いに
歴史をひもときながら、大きな視点で丁寧に語っているのがいい。
学者や評論家が既存の概念や枠組みでしか語れなかったことを
自ら「情勢読みが甘かった」としつつ、こんな早い段階で
語り尽くしているのは、ブラボーアライキ!
革命とウィキリークスの一件がつながっているという指摘にも
共感しました。
アラブ本で感動したのは、岡真理さんの「記憶」以来。
日本の「若者」にも、エジプトで起こったことをもっと知ってほしい。
青臭いレビューで失礼しました。