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中東民衆革命の真実 ──エジプト現地レポート (集英社新書)
 
 

中東民衆革命の真実 ──エジプト現地レポート (集英社新書) [新書]

田原 牧
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

パンドラの箱〈中東〉でなぜ革命は起きた?
中東民衆革命の余波はシリア、リビア、イエメンなどのイスラム圏に広がり続けている。その発火点となったエジプトでムバーラク政権を追い詰めたものは何だったのか。今後の中東情勢を考える一冊。

内容(「BOOK」データベースより)

二〇一一年、二月十一日、エジプトを三十年間統治してきた大統領、ムバーラクが退陣を表明した。それは、五千年にも及ぶアラブの大国の歴史の中で、民衆が初めて自らの手で体制を打倒した瞬間であった。この革命の余波はシリア、リビア、イエメン、サウジアラビアなど中東に広がり、各地で叛乱の火の手があがっている。エジプトで、ムバーラク政権を追い詰めたものはいったい何だったのか。エジプトを軸とする中東の動きを長年観察し、現地取材を続けてきたジャーナリストが、今後の中東情勢を考える。

登録情報

  • 新書: 256ページ
  • 出版社: 集英社 (2011/7/15)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087206017
  • ISBN-13: 978-4087206012
  • 発売日: 2011/7/15
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 176,491位 (本のベストセラーを見る)
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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
現代思想の「アラブ革命」を読んでも、革命の意味がいまいち納得しきれなかった。

なぜエジプト革命は起こったのか。
アラブ諸国内での経済格差、失業率の高さ、汚職のまん延、欧米の民主化圧力…。
それも一因だけど、それだけじゃないだろう、という問いに
歴史をひもときながら、大きな視点で丁寧に語っているのがいい。

学者や評論家が既存の概念や枠組みでしか語れなかったことを
自ら「情勢読みが甘かった」としつつ、こんな早い段階で
語り尽くしているのは、ブラボーアライキ!
革命とウィキリークスの一件がつながっているという指摘にも
共感しました。

アラブ本で感動したのは、岡真理さんの「記憶」以来。
日本の「若者」にも、エジプトで起こったことをもっと知ってほしい。
青臭いレビューで失礼しました。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
エジプト革命の原因については、食料品インフレによる生活の困窮、若年層の失業率の高さ、長期政権の疲弊等により蓄積した民衆の不満が原因であり、フェースブックがそれにレバレッジをかけたといった説明がなされることが多いが、こうした要因は(フェースブックを除けば)これまでにも程度の差こそあれ存在したはずであり、今回だけが違ったことの説明としてはやや説得力に欠ける。著者は、これらの要因の影響を否定しないまでも、決定的だったのは思考・行動様式における世代間ギャップと、グローバリゼーションの影響であると結論付ける。取り立てて意外感がある主張ではないが、エジプトに長期間住んだことがある著者が、現地の様々なカテゴリーの人々に対してヒヤリングを行った結果たどりついた結論であり、説得力がある。また、取り立てて意外感がある結論ではないことが、他のいずれの国・地域においても、同様のことが発生しうる可能性を示唆しているようにも思える。

時の政権が倒れれば必ずそれによって利益を得る勢力が出てくるが、その観点からムスリム同胞団の一連の動きは興味深い。筆者が指摘するように、彼らはムバラク政権打倒の一連の過程では表舞台には出てこなかったが、今後政治的に大きな影響力を持ってくる可能性がある。その結果は、これまでの親米・イスラエル路線の大転換であろう。筆者が指摘するように、若者たちの倫理観に基づくムバラク政権打倒の動きは、それ自体は「革命」と呼ぶに値しないのかもしれないが、今後のムスリム同胞団の動き次第では、確かに歴史の転換点にもなり得る。本書の射程はこの辺りにも及んでおり、単なる現地ルポの域を超えている。構成が巧みで一気に読ませる点も、読後感の良さにつながっている。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
東日本大震災で遠い過去の出来事のように思ってしまうが、先頃もリビアでカダフィが倒れ、シリアでも混乱が起きているこの情況はいったいなんだったんだろうということを知りたくて読んだ。若干型に嵌めたがりな見方が気になる部分もあるが、革命の渦中のカイロに飛び、実際に取材した人の生の声の強さがある。
若者たち、ムバラク前大統領、ムスリム同胞団、野党などがどう思われていたか、たくさんの人の声がわかるのがいい。
今後のエジプトの情勢に注目するとともに、パレスチナやイラク、さらにはサウジがどうなって行くのかを見守って行きたい。
さらに、イスラム教やパレスチナ問題についての最新の情報についても読みたいと思う。
さらには、日本も頑張ろう、今目の前でおきている不正義を看過してはならないのだ。
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