文庫本という手軽さでありながら天風哲学を完全網羅している恐るべき本です。私は天風4部作や天風氏の著作3部も読了していますが、総まとめとしてよくまとまっていると感じました。
さすがに3(4)部作のような熱く伝わるものはありませんが、かなりわかりやすくポイントを解説してあります。現在はWebで検索してもある程度、天風哲学の要旨を知ることはできますが本書のボリュームの知識を得ることはできないと思いますので価値が高いと思います。
ただし、「錬身抄」や「いつまでも若々しく生きる」で解説されている肉体の健康法については触れられていませんので注意が必要です。しかしながら天風哲学では心身は「心」がまず大切と言われていますので本書は十分価値があると感じます。
本書は哲学およびHow to doの解説書ではありますが少し淡々としている印象を受けましたので、初めて天風氏に触れるという方であれば先に(同じく文庫本もある)「運命を拓く」を読まれるとよいかも知れません。