中小企業診断士試験の科目の中でも財務会計はいわゆる暗記科目ではないため、合格圏内の得点能力を養うためには企業会計における計算ルールの理解、ファイナンスにおける投資理論の理解が不可欠です。
本書は基本問題を中心に会計ルールに則った計算を簿記一巡の流れに沿って徹底理解させる他、原価計算、キャッシュフロー計算などの会計論点を計算を通じて理解させるように構成されています。
ファイナンス論では投資リスクの分析、ポートフォリオの評価、企業価値の算出といった論点を、やはりロジックと計算を中心に徹底理解させるように配慮されています。
問題もABCの難易度ランク別に準備され、詳細な解説がついてきますので、会計と財務をとにかく腹に落ちるように理解したいと望んでいる方には最適です。
試験対策では練習問題を数多くこなすことが合格への早道と言えますが、こと財務会計については、基本の理解をおろそかにして、いたずらに問題数をこなしても合格に至る実力を養成するのは難しいと思います。本書は財務会計の出題範囲の勉強を一通り終えた方が取り組む問題集として最適だと思います。過去問をはじめとする短答式の問題集に取り組む前に本書をこなしておくことをお薦めします。