Access+VBAでの開発に関する書籍は沢山あるのですが、SQL Serverとの組み合わせによる実用的なノウハウ書となると非常に少ないと思います。
また、AccessでSQL Serverを利用する場合、Accessプロジェクト(adp)を使用するのが普通で、本書でもその手法は十分に説明されていますが、mdbのままSQL Serverを使う方法として、パススルークエリを利用する方法が詳しく説明されています。
実際に開発をやっていると、mdbのままSQL Serverを使いたい場合は案外に多く、そのための優れた方法というのは、実に有益なものです。さすが、執筆者方が実際の開発業務を深くやっているのだなと思いました。
また、実際の開発経験や、ユーザーとの困難な折衝を経験している者にしか分らない、リアルなAccessやシステム開発にまつわる興味深いエッセイもあり、とても面白い本になっています。
Webの時代と言われるようになって随分経ちますが、この本にもある通り、高速WANが安価・簡単に利用できるようになり、Windowsアプリケーション、その中でも、Accessで開発したアプリはやはり使いやすく、開発効率も高いことが見直されています。よって、今後も、Accessの重要度は増しこそすれ、低下することはないと思われます。