・本書の前文にある通り、中学受験の社会は単純暗記だけでは無理な、
論述や理由を問う問題が増えており、その対策を想定した本です。
・形式は、右ページに問題、めくると解答の一問一答形式になって
おり、地理は農林水産、工業、地方の各分野、歴史は古代から戦後
の各分野、公民は法律・政治・国会、経済・社会、国際社会、環境
・時事の各分野で、全部で412問となっています。
・問題は実際に試験で出されたものも含まれ、出題校が分かるように
なっており、網羅性には問題ないと思います。
・良い点は、出題順番が良く考えられており、例えば律令政治の変遷
について、墾田永年私財法や荘園の発生、藤原氏の台頭や武士の起源
等について数問に分けて出題されているため、問題を解き進めて行く
と流れが理解できる構成になっている点です。
・一方、残念な点は、400問というボリュームや形式の制約からか、
回答は2〜3行、多くて4〜5行なので、回答内容に物足りなさを感じて
しまう点です。問題数が多く一行回答で済む学校には十分かもしれま
せんが、記述式で複数行の回答を求める学校対策としては、やや物足
りない印象を受けたので☆4つにしました。
・ただ、網羅的な記述対策のための本としては十分と思います。