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中央アジアの歴史―草原とオアシスの世界 (講談社現代新書 458 新書東洋史 8)
 
 

中央アジアの歴史―草原とオアシスの世界 (講談社現代新書 458 新書東洋史 8) [新書]

間野 英二
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知に歴史あり ~ 教養新書特集
岩波書店、講談社、中央公論新社の新書のうち、読み継がれてきたロングセラーをまとめてご紹介。

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

ユーラシア大陸を二分する北方の“蒼き狼”たちの遊牧草原国家と南方のオアシスを軸につくられた都市国家――その両者の対立・抗争と共存の歴史が、中央アジアを彩った歴史である。あるときはトルコ化し、あるときはイスラム化する草原とオアシスの民は、ティムールによる統一帝国の坩堝の中で、新しいユーラシア文明をつくりあげる。本書は、この歴史のダイナミズムを掘り下げながら、現代に至る諸民族の興亡と独立を明らかにし、中央アジアを把えるに必要な歴史観を提示する。

中央アジアにおける北と南――中央アジア北部の草原地帯と山間牧地の主人公は、群をつくる有蹄類の動物を追って、夏営地と冬営地の間を季節移動する遊牧民であり、南部のオアシス地帯の住民は、農業を主とする定住民であった。しかし、この相異なる生活様式をもった南北二つの住民は、相互に隣接して生活している以上、常に密接な関係に立たざるを得なかった。それは特に征服と被征服、支配と被支配の関係であり、また時には一方の文化の、他方の文化に対する優位と劣位の関係でもあった。また同時に、両者間の相互補完的な共存関係をもつくりあげた。――本書より

著者紹介

1939年、愛知県に生まれる。1961年、京都大学文学部史学科卒業。現在、京都大学文学部教授。専攻、中央アジア史・トルコ学。主な論文に、『モグーリスターン遊牧社会史序説』『ティムール朝の社会』『アミール・ティムール・キュレゲン』などがある。


登録情報

  • 新書: 224ページ
  • 出版社: 講談社 (1977/08)
  • ISBN-10: 4061158589
  • ISBN-13: 978-4061158580
  • 発売日: 1977/08
  • 商品の寸法: 17.8 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 331,496位 (本のベストセラーを見る)
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5つ星のうち 4.0 かつて世界国家を設立したモンゴル人の生活史。, 2008/1/24
レビュー対象商品: 中央アジアの歴史―草原とオアシスの世界 (講談社現代新書 458 新書東洋史 8) (新書)
中央アジアと言われて真っ先に浮かぶのは、モンゴル人です。彼らの遊牧生活に漠然とあこがれを抱いていた私は、さっそく本書を購入したわけです。モンゴル人こそは、元祖モバイラーだと思います。モンゴル人がなぜ、あれだけの強大な軍事力を誇ったのか、が本書を読み進むうちにわかると思います。この本は中央アジアにおける民族の入れ替わりが詳細に書かれているのと、入門書としてお勧めは巻末にある親切な文献案内、それと索引です。本当は西域史に非常に興味があるのですが、この本ではあまり詳細には書かれていません。しかし、それを補ってあまりあるモンゴル人の西進が書かれいるところが良かったです。とくに原因となったオトラル事件は、すさまじいですね。特にオトラル事件の首謀者イナルチュクが捕らえられ、サマルカンドでその目と耳に溶けた銀を流し込まれて虐殺された、とあるのはチンギス・ハーンの恐ろしさに震えが来ます。とにかくモンゴル人というのは、定住しないものとばかり思いこんでいたのですが、そうでもないんですね。征服先で、農耕を営み、定住化する民もいたとのことです。本書を読んでことさら感じるのは、我が日本が世界史的にみても極めて例外的な国家だということ。一度も他民族に征服されず、日本独自の文化が発展した国ということだけでも珍しいですね。まあ、アイヌとかマイノリティーを征服していったわですが、それにしても国民のほとんどが日本語だけをしゃべる、というのはちょっと珍しい気がします。次は日本人的思考法の元凶を考えるような本を読みたいな、と感じました。
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