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中大兄皇子伝〈下〉
 
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中大兄皇子伝〈下〉 [単行本]

黒岩 重吾
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

禁忌は、破るためにある。
進まない改革、唐・新羅の侵略の恐怖。理想に胸を焦がした権力者は、焦燥と妄想の狭間で、弟を憎み、そして妹を欲した。
既得権益に淫する勢力に立ち向かう困難さと、革命者の孤独と猜疑心を描いた気迫の歴史大作、ついに最終章へ!

内容(「BOOK」データベースより)

禁忌は、破るためにある。進まない改革、唐・新羅の侵略の恐怖。理想に胸を焦がした権力者は、焦燥と妄想の狭間で、弟を憎み、そして妹を欲した。既得権益に淫する勢力に立ち向かう困難さと、革命者の孤独と猜疑心を描いた気迫の歴史大作、ついに最終章へ。

登録情報

  • 単行本: 346ページ
  • 出版社: 講談社 (2001/06)
  • ISBN-10: 4062106582
  • ISBN-13: 978-4062106580
  • 発売日: 2001/06
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.2 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 477,539位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By UnD
形式:文庫
この方の時代小説を、その舞台となった時代順に数冊読んできた。
卑弥呼・雄略天皇・聖徳太子の3作品8冊。
他の小説と違い、主人公である天智天皇の視点から書いているのが特徴的。
寝不足を恐れ、主に移動時間中にのみ読んだので一気呵成に読み終えたわけではないが、
物語にスピード感があり読み終えた後はカタルシスのようなものを感じられた。
スペースが許せば中臣鎌子(藤原鎌足)についての方が書きたかったがこちらでは割愛。魅力的な人物だった。

ただ、黒岩重吾さんの時代小説は今まで読んだものは全て、主人公が若いときは大器を感じさせるが、年老いると衰えを見せる。
特にそれが激しく見えたのが卑弥呼で、この天智天皇は一番マシに見えたがそれでもやはり気になる。老いに対し相当なマイナスイメージを持っていらっしゃったのか。
年を取ってから才能を開花させた方の小説にしてはそのあたりが面白くもあるが。
その点がどうしても気に入らず評価は星4.5個を付けたかったが、0.5というのは無いし、私の個人的な好みの問題だから星5つ。
古代史好きの方以外にも、文句無しにお勧めの1冊(上下2冊)。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
蘇我入鹿を打倒した後、改革を進める中大兄皇子の複雑な心理を一人称で語らせています。上巻が彼の若い勢いに呑まれてすごいスピード感で読めるのに対し、下巻は大人の人間の複雑な心理合戦を唸りながら読めるといった感じ。
このレビューは参考になりましたか?
By 青頭倶楽部 トップ50レビュアー
形式:文庫
(上巻から続く)黒岩はその冒険に成功したといえるだろう。もちろん現代人の黒岩が
中大兄皇子の思考や心情を完全に把握することなどできるわけがない。しかしこれは
歴史を題材にとった小説なのだ。小説であると思えば、読者は黒岩の創出した新しい
中大兄皇子像に共感にせよ反発にせよ、その傑出した生涯に何かを感じられるはずだ。

黒岩は、中大兄皇子の人物像について、「激情家である反面、冷静さと冷酷さを兼ね
合わせに持つ人物で、ぼくは入鹿より凄いと思う」と述べている。本作でもその中大兄
皇子観が反映されている。決めたことはそれがどんなに大胆で非難を浴びる行為だと
しても断固としてやり抜く執着心。それは晩年に実弟の大海人皇子を廃し、我が子の
大友皇子を即位させる決断にも表れている。後の悲劇を生んでしまったのではあるが。
小説の鬼・黒岩が古代の傑物・天智天皇を見事に描き切った作品を楽しんでほしい。
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