語学の取得課程には、入門→初級→中級→上級→達人と、大まかな段階がありますが(勝手にそう思っているだけです)、この本は既にピンインなどはある程度身に付いている人が、中国語で会話をするための非常に良いステップになると思います。その理由は、ミニマムかつ適切な語彙や文章が掲載され、その全てを CDで聴くことができるからです。日常でおよそ必要と思われる表現が網羅されていて無駄がないところがすばらしいです。
私はこの CDを録音して常に携帯して聴きながら、ときにはつぶやきながら通勤し、ずいぶんと言葉が口をついて出てくるようになりました。録音されているちょっと気だるい感じの声が意外にも聞き取りやすく、なんとなく私の好みであることも高ポイント要因です。
文法や高度な語彙は別途学習する必要がありますが、「日常会話」を体得するための本としては、一冊の完成度では他の本より優れているように思いました。
この CDを加工して、ディクテーション用として、日本語が入らないバージョンの音声を自分で作って学習してみる気にもなりました。