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中国共産党指導部は、国際的に最も知られていないトップの一つであり
彼らの思想・方針については噂や伝聞の域を出るものは少なく
国際的な政治・外交に携わる多くの関係者を悩ませている。
もちろん本書の原データも真実のものかどうかはわからない。
しかし新政治局常務委員の一人一人についてきちんと整理した本は意外と少なく
そんな意味でも彼らの履歴を調べるときに辞書的に便利な書だと思われる。
江沢民が軍事委員会主席の地位を下りる前に書かれた本で、その背景について述べられていないのが唯一のマイナス。
政治に権力闘争は不可欠だが、共産党いう独裁国家の割には、人事は公正で透明感があるのには驚いた。
二世議員がものを言うどこかの国よりは、大違いだし実力者を登用している。
著者が文中
「有能な若い幹部を昇進させるの二十年にもおよぶ計画が意図どおり実現した事実(中略)党が東欧とソ連崩壊後十年以上も政権の座にとどまっている一助になるかもしれない。」
と政権が実力者により構成され、江沢民でさえ思うように自分の派閥内の人間を主要ポストにつけられず、胡錦濤はむしろ江沢民一派ではない状況を分析している。
まさに同感である。世界や日本、北朝鮮の社会主義が崩壊していく中、現状安定した政権を維持する中国共産党は、ある意味指導者の力量によるところが大きいのだろう。
狭いスペースであるが、中国が深刻な貧富の差をかかえ、国民の不満が限界点に近いことも紹介している。
アジアの安定には中国の政治的安定が不可欠だ。
人権を抑圧されている中国人民には申し訳ないが、中国共産党が今後も指導力を発揮することは、ますます重要になるだろう。
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