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中国怪談 (角川ホラー文庫)
 
 

中国怪談 (角川ホラー文庫) [文庫]

話梅子
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商品の説明

内容紹介

耳の中から童子が出てきたり、夜中訪ねてきた友人が死体を借りてきたり、幽霊が借金を取り立てたり…。芥川龍之介や中島敦にも影響を与えた背筋も凍る伝奇からユーモア漂う幽鬼話まで、中国ならではの怪談傑作選!

内容(「BOOK」データベースより)

山奥の庵に、ずいぶん前に死んだ友人が訪ねてきた。その晩、麓の村では、葬式前の遺体が消える事件が起きて…。今夜死ぬ、という占いが出た男。家族の寝ずの番も空しく命を落としたが、その死には意外な真相が…。本来の寿命より前に殺された女。肉体のすでに朽ちた女を、現世に戻す秘策とは?童子の耳の中に不思議な国が広がり、金色の鰻が7人もの命を奪う。中国の長い歴史が育んだ、奇妙な味わいの傑作怪談集。

登録情報

  • 文庫: 239ページ
  • 出版社: 角川グループパブリッシング (2009/1/24)
  • ISBN-10: 4043937016
  • ISBN-13: 978-4043937011
  • 発売日: 2009/1/24
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 538,133位 (本のベストセラーを見る)
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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 樽井 トップ500レビュアー
形式:文庫
 中国の短篇怪談を集めたものです。
 非常にシンプルにストレートな怪談で、奇妙な味わいがあります。自分の怨みを晴らす為に死者の身体を借りて、事件を暴いてくれるように頼む死者。騙された死んだ男が、その怨みを晴らす為に地獄の官吏に訴え出て現世に現れる男。死んだあとも愛しい初恋の人にあうために、現世に舞い戻ってきて夫婦のように連れ添う女。仙道の修行をする男たちが行っている無言行を邪魔するために現れる何が見せる幻の恐ろしさ。いずれも、日本の幽霊妖怪談とは趣きが違い、味わいがあります。
 幽霊一つとっても、文化というのはあきらかに違うのだなぁと不思議な感慨さえ覚えます。
 たとえば、あちらの幽霊たちは恨んでいるからといっていきなり現れることはありません、地獄なり死後の世界の神様や天上界の王様に訴えでてから現世へと現れ、怨みを晴らす、もしくは現世の権力者を使って無念を晴らそうとします。また、誰かの名を直接名指しせず犯人の名前などを童歌のように唄や詩の中に折り込んで世の中に出したりします。そのあたりがいかにも中国的であることだなぁと思います。
 特に甦る女性の話。死んでも本当に好きな人のもとには、生きた姿として甦りそのまま仲睦まじく暮らすという話が多いんですが、日本だとそれは牡丹燈籠のように、怪談となり男はとり殺されそうになるし、他人が見るとその正体は腐乱した死体や白骨化した死体なのに対し、あちらの中国の話だと甦ってきた女性はしっかりと男性と何年も暮らすし、正体がばれたあとで墓を暴いても死体は死後数十年たっても生前そのままの姿であったというのが多いのはいかにも中国っぽいです。
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By 志村真幸 トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
中国の怪談・奇譚17篇を訳したもの。
 訳者の「話梅子」さんは中国の怪談の魅力に取り憑かれ、独自に翻訳している人物という。ちょっと変わったペンネームだが、話梅という梅を乾かして砂糖をまぶしたお茶請けにちなんだものという。
収録されているのは、『二刻拍案驚奇』から「訪ねてきた友人」、『警世通言』から「愛愛」、『古今小説』から「破約」など。
 いずれも直訳ではなく、かなり自由に日本語にしているという。読みやすく生き生きしている。
 これまで日本では翻訳・紹介されてこなかった物語が多く、面白く読むことができた。
 中国の怪談(志怪)に特有の淡々とした語り口、残酷さなどがうかがえるのも、こういうのが好きな人にはたまらないだろう。
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