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中国共産党 葬られた歴史 (文春新書)
 
 

中国共産党 葬られた歴史 (文春新書) [新書]

譚 〓美
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

毛沢東が抹殺しようとした党草創期の真実
党草創期には北京、上海よりも勢威を誇った革命の策源地・広東。百六歳を生きた党員の生涯を通して今明かされる周恩来達の真の姿

内容(「BOOK」データベースより)

「南昌起義(蜂起)のとき、お前は何をしていた!」文革の嵐の中で紅衛兵たちは執拗に周恩来ら幹部たちの党草創期の旧悪を追及した―。広東共産党を創った譚平山は党中央のカリスマ的存在にまで登り詰めるが、急転、失脚する。平山の甥、譚天度は、平山失脚後も党にあって地下活動を続けてゲリラ隊の指揮をとる。終戦直前には周恩来の密命を受け、戦後香港の処遇をめぐり英国と密約を結ぶ…。これは毛沢東が抹殺しようとした壮大な歴史の暗部である。

登録情報

  • 新書: 222ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2001/10)
  • ISBN-10: 4166602047
  • ISBN-13: 978-4166602049
  • 発売日: 2001/10
  • 商品の寸法: 17 x 11 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 2.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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形式:新書
本書は好著だが、書名が大ゲサだと私には思われた。「中国共産党 葬られた歴史」ではなく、「広東共産党 忘れられた歴史」くらいで良いのではなかろうか。
本書は、1920年代以降の広東省を舞台として、中国革命の実像を描いている。著者の譚 ろ美は、本書の主人公にして革命家の譚平山、譚天度の親戚に当たる人である。

広東では共産党の組織化が早くから進んでいた。1924年から27年までの「第一次国共合作」時代には、「広東派」は共産党内の最多数派であった。1927年、「容共」から「反共」に転じた蒋介石が「四・一二クーデター」を起こすと、追い詰められた広東共産党は武装蜂起に走るが、ほどなくしてその活動基盤を根こそぎ失い、広東派は「党中央」の座から滑り落ちてしまう。
(引用、始め)
そして中国革命のなかで大きな役割を果たしながら、共産党中央とコミンテルンの指導のもとで大きな犠牲を払った広東の共産党は、1927年のこのときを境にして、今日にいたるまで、二度と再び政治の表舞台に返り咲くことはなくなったのである。(同書、129ページ)
(引用、終わり)

この後、井崗山でのゲリラ戦と「長征」を経て、共産党内では毛沢東が台頭して行く。

本書は地域社会的な背景を持っている。広東省政府は、政治的な思惑もあって、老幹部への聞き取り調査を重点的に進めてきた。それが本書の基礎になっている。本書が一番言いたいのは「毛沢東が台頭する以前の、広東共産党の功績を正当に評価せよ」と言ったところのようである。これまでの中国は「皇帝」毛沢東を中心にして世界が回る「正統史観」一辺倒だったので、地方党史などはそれこそ「葬られた」にも等しい状況だったのかもしれない。この根深いルサンチマンは「なにごとも水に流したがる」日本人には到底理解できないものだ(日本人の過去へのこだわりはイイトコ、NHK「プロジェクトX」止まりである)。

もっとも、本書のような話は、この国の至る所にゴロゴロしているのではなかろうか。本書は「地方党史」の体裁は取っているが、私の目には広東共産党の名流、譚一族の(いささか手前味噌な)「家譜」と見えた。

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By カスタマー
形式:新書
まず本書のオビにあるキャッチコピー「毛沢東が抹殺した、周恩来は残そうとした!」は誇大広告といえる。「中国共産党 葬られた歴史」というタイトルながら、毛沢東も周恩来も数行しか出てこない。
概要は著者の大叔父であるタン平山のゆるい伝記物語と言ってよい。
現代の日本でこの本を読むことに何か意味があるのか、文春新書に入っていること自体不思議である。
正直最後まで読むのにかなりの忍耐を要した。
書かれている内容も、ほとんどタン平山の周囲の人物からの聞き取りによるもので、どれほど事実関係の確認をしたのかも疑問である。
巻末に参考文献がズラリと挙げてあるが、本書の内容との乖離を感じた。
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