中国人観光客を取り込め!とはかなり言われてきている。この本の特徴は尖閣諸島事件の後に書かれているので単なるブームではなくてもっと長期的な視点で取り組む必要があるという視点が貫かれている。統計数字をもってきたり、ネットで集めた情報だけで飾ったりということはない。
政治的な事件があったりするとマスコミ報道では中国全土で全国民がおなじ感情を持ったように誤解してしまうが実態としてはそうではないということが書かれている。これは中国人の友だちと接していても強く感じることでその通りだと思う。
また、関連のコンサルタントを経た著者なので示された事例は具体的で興味を引かれるものが多い。 滝に打たれる修行を旅行に取り入れる案があってこれが意外と中国人には好評ではないかという話、耳うどんの話もある。栃木県佐野市の郷土料理らしいが、これも中国では強い関心を呼んだということである。
中国人の特性、国民性、文化の違いを充分考えて集客のための努力をしなさい。これが著者の言いたいことだと思うがそれだけではなく、もう一歩思考を進めるためのきっかけが含まれている。ホームページも日本語を中国語に変えただけでは集客はできないという指摘もあったりする。ではどうしたらいいか、それはこの本を読んでみてください。