激烈な競争の中では、後発組の利点が生きたと言う。安売りの消耗戦には目もくれずに、高価格高品質に徹底して「空調のベンツ」を目指した。業務用機器の導入決定権を持つ中国の役人たちは「コスト意識が低く、最先端製品好きで、ええかっこしいだ」と読み取ったからだ。この戦略は見事に功を奏す。一方で著者は、中国人を理解し、同社が彼らから愛されるための「秘訣」を探し求めた。「中国ビジネスに情けは無用。提携しても信じきるな」「“土地の無償貸与”など甘い口車に乗るな」といった教訓を示す。中国人は義理人情に厚いと論じる一方で、「徹底した拝金主義者であることを忘れるな」とも助言する。さらには、中国マフィアとのつき合いや、色仕掛けの罠にはまりそうになった体験など、驚きのエピソードも飛び出す。
(日経ビジネス 2005/02/28 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
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