1993年に出た単行本の文庫化。
著者による経済書の一冊。中国の市場主義への転換、香港返還、台湾の経済的成長を受け、日本企業/投資家が今後の中国市場にどのように進出すべきかを説いている。
論点は明確で、中国人には中国人のやり方があるということだ。商売上の慣行、考え方、人間関係、役人たち。それをきちんと踏まえていないと、日本人が商売しようとしても痛い目に遭う。そのことが時事的状況、自身の体験、歴史的事例などを紹介しつつ、懇々と説明される。
分かりやすいし、おもしろいが、いかんせん1993年の本であり、いまでは状況が変わりすぎている。
もっと中国人論、日本人論みたいな本かと思って読んだのだが、ちょっと期待はずれだった。