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中国人がタブーにする中国経済の真実
 
 

中国人がタブーにする中国経済の真実 [単行本(ソフトカバー)]

石平 , 福島香織
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

中国については、本当にさまざまなことが言われてきた。「バブルが潰れるといいながら潰れていない」「共産党の強権があればまだ経済成長は続く」「景気が悪ければお札を刷ればよい」。だが、こうした次元の話は早晩、現実を前に終焉するだろう。その現実とは「インフラ崩壊」である。2011年7月、日本の新幹線のパクリである高速鉄道が浙江省温州市で転落大破した。これが事件になったのは「たまたま自信満々で打ち上げた国家プロジェクトが事故を起こした」からで、この手のことは日常茶飯事だという。橋や道路、そしてビルさえも中国では当然のように倒壊、崩落する。そんな国で何を「売り」にして、投資を集めようというのか。周知のように中国経済は外資と公共事業頼みであり、公共事業がインフラ崩壊と不動産の下落で崩れれば、海外の信用失墜は投資減少として表れる。この国には活路がないのだ。現地を知るジャーナリストと評論家が歯に衣着せず語る。

内容(「BOOK」データベースより)

夜逃げする経営者たち、自殺増加と人命軽視、崩落するビル!制御不能の大国とどう付き合うべきか。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 204ページ
  • 出版社: PHP研究所 (2011/12/23)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4569802133
  • ISBN-13: 978-4569802138
  • 発売日: 2011/12/23
  • 商品の寸法: 19.4 x 13.1 x 2.5 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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25 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Secondopinion トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本(ソフトカバー)
半年前に発売された「韓国人がタブーにする韓国経済の真実」の中国版である。対談形式というところも同じで、平易な言葉で語られているため非常に理解しやすい。

対談は、北京大学を卒業後1988年に来日し2007年に日本国籍に帰化した石平氏と、産経新聞社中国総局記者として6年間北京に駐在した福島香織氏によるもので、中国に都合のよいことばかりが語られる中国人が著者の書とは異なり、本書の情報の信頼性は高い。二人の強みは中国語と日本語のバイリンガルであり、中国の情報をあらゆる中国メディアから得ることができるし、それを日本語で要約できることではないだろうか。米国の情報は英語を使用してネットでも得られるが、中国語がわからない私たちは中国の本当の状況を把握することは難しく、その点で著者二人の存在は大きい。

尖閣諸島問題・高速鉄道事故などを通して、数年前から日本人の誰もが、中国はなんでもありの国、中国政府が発表する情報はあてにならないことを認識し始めているが、本書を読めば、ごく最近のさらに危機的状況がわかる。

もはや「中国の経済的脅威論」を信じる者はいないだろうが、その実は惨憺たるものである。例えば、世界第2位と報じられるGDPには、地方政府が農民から土地をタダ同然で没収し、それを不動産業者に売ることで生まれる金額が計上されている。まさに元手のいらないバブル資金によりGDPが算出されているのだ。いったん不動産価格が下がれば、中国のGDPはマイナス20%にもなりかねない。値上がりを前提として年収の100年分以上のマンションを買っているサラリーマンがバブル崩壊にさらされれば、それは中国経済の崩壊に直結する。

リーマンショックで世界経済は大きな打撃をうけたが、その中で中国経済はいち早く回復したというのはウソで、実際は57兆円分の紙幣を刷って、かなりの部分をあの高速鉄道の建設に回したのである。そのため鉄道省の借金は現在25兆円なのに対して、年間の収益は1千億円にすぎない。この構造の中には付加価値や技術やサービスの向上が全くみられない。利益を生み出さないものに紙幣を刷ったため、中国は現在驚くべきインフレに悩まされている。

日本にとって最も深刻なのは、第5章「恐喝する中国」に明らかにされている。中国政府が軍をコントロールする力を失った時の、軍の暴走による周辺国との軍事衝突の可能性である。外交交渉となったとき、中国はどこを狙えばいいのかよく知っている。交渉の一番下手な国、つまり日本が狙われるのである。

好むと好まざるとにかかわらず、将来日本は中国と本気で付き合わざるを得ない。しかしその一方で「日本は中国に深入りするべきではない。それは日本にとって災厄以外の何物ももたらしません」、という最終章での石平氏の言葉が、読書後、真に実感できるようになる良書である。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
いつだったか月刊誌Voiceでこのお二人の対談が出ていた(ちなみに、対局として中国ブル派の筆頭である投資家ジム・ロジャーズのインタビューも出ていた)かと思う。恐らくその時の対談を書き起こしたものなのだろう。
普段、福島香織氏の発言はTwitterでも見聞きしているので違和感はないが、石平氏の中国への悲観的な見解は度を越えているようにも感じるがどうだろうか?しばしば中国での取材活動も続けている福島氏の方が、特に経済面について明るい展望を持っておられることが、興味深く感じた。
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13 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By クレオ・シュライベン トップ1000レビュアー
形式:単行本(ソフトカバー)
この本のよいところはふたつある。

1 著者二名の文章の背後には実証的なデータ分析がある。つまり言葉だけではない。

   ◆ ただし枝葉末節の「現象」だけを拾い集めた感もある。これはデータの「解釈」ですが,ページ数の制約もあって難しいと
     思いますが,もっとたくさんデータを入れて,写真もできればたくさん入れてほしい。

2 中国政府が隠していることに切り込もうとしている。これはなかなかできない。身の危険もあるのではないだろうか。
  これからもがんばって書いてほしい。

3 中国ではカネのない人間は「人間」扱いされないのではないか?

以下若干の不十分なところへの私的コメント

3 日本企業が中国の腐敗にどう関与しているか。とくにODA,合弁,許認可の利権,政治家の利権など書かれていない。
 
しかし,非常に鋭い文章で一種の告発をしているとおもう。
わたしは,正月明けすぐに医療関係の会合で上海に行ったが,海も河もめちゃくちゃ汚れているのに驚いた。
通訳が「むかしはこのあたりでは泳いで遊んでいた」というところは腐臭で立っていることもできないぐらい。
誰もかれも「金」目当てに暴走している状況がある。そのあとこの本を読んで,なるほどそうかと納得がいったところ多数。

とくに中国の官僚や組織の問題に鋭い視点あり。また中国人の心性についても類書にない指摘あり。

日本やアメリカの技術の大胆な剽窃は,驚くべきだが,回り回って中国製の粗悪で確実に医療事故が予想できる原料を使ったアメリカ製の医薬品などが多数FTAによって摘発されていることを思うと,日本政府は,中国に対して,製品の品質維持について,何らかの手を打つべきではないかとおもう。日本のマスコミも糾弾されるべき。NYタイムズには中国企業の詳細な分析があり,不正行為も暴いてあるしアメリカ議会でも取り上げるが,日本では朝日と毎日と読売は,ゼッタイ中国の悪口は書かないという協定を結んでいるので,書かない。

 ◆ たとえば,ヘパリンの事故について。 アメリカとカナダでは医療事故で大問題になり,日本にも輸入されているのに,
   日本のマスコミの対応は非常に弱かった。ほとんどゼロ。
   背後に本書のいうような腐敗があるとすれば,ちょっと恐ろしい。

PS 石平さん,貴兄には,卑怯な敵がいるようですね。がんばってください。上海でまた。
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