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中国・電脳大国の嘘 「ネット世論」に騙されてはいけない
 
 

中国・電脳大国の嘘 「ネット世論」に騙されてはいけない [単行本(ソフトカバー)]

安田 峰俊
5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

中国でネット世論が沸騰中、微博(ミニブログ)を通じて高まる一党独裁批判の声、日本アニメの流行がもたらす日中相互交流……。これらはいずれも、昨今の日本人論者たちが中国を語る際にお約束のように使う言葉ばかりだ。だが、これらの言葉は果たして厳密な検証を経た「事実」なのだろうか……? 百年前から根強く残る「変わらない中国」の本質と、日本人が一方的に抱く「生まれ変わる中国」への幻想を赤裸々に描き出す! 新時代の若手ジャーナリストによる「中国ネット世論」の解体新書、ここに登場!!

内容(「BOOK」データベースより)

中国でネット世論が沸騰中、微博(ミニブログ)を通じて高まる一党独裁批判の声、日本アニメの流行がもたらす日中相互交流…。これらはいずれも、昨今の日本の中国報道でお約束のように使われる言葉ばかりだ。だが、これらの言葉は果たして厳密な検証を経た「事実」なのだろうか…?一〇〇年前から根強く残る「変わらない中国」の本質と、日本人が一方的に抱く「生まれ変わる中国」への幻想を赤裸々に描き出す。新時代の若手ジャーナリストによる「中国ネット世論」の解体新書。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 240ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2011/12/15)
  • ISBN-10: 4163747400
  • ISBN-13: 978-4163747408
  • 発売日: 2011/12/15
  • 商品の寸法: 19.4 x 13.3 x 2.3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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21 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By TEN
形式:単行本(ソフトカバー)
いわゆる中国の「ネット世論」と呼ばれる物を切り口に現代中国、中国人の社会を描き出した良質な現地ルポです。

タイトルの「電脳大国の嘘」というのが本文の内容をあまり的確に表していませんが、本書中で「嘘」と呼ばれる物は基本的には日本側のメディアや識者の描く中国像であって、中国のIT産業等における過大評価が云々といった内容ではありません。

本書からは大雑把に
・日本で中国のネット世論として言及される物の実態。
・中国のネット世論と一般世論の温度差
・中国の「世論」の形成過程
・中国におけるネットの利用傾向。

等について説得力ある形で説明を得る事ができます。

難点を言えば用語に付されている注釈が余りに長く、ページによっては本文の内容とタメを張る分量。それも余り重要そうでもないネットスラングの解説でも同様で、あまり意味を為していない。雑学的には面白い内容なのですが・・。

日本人が中国に抱く感情移入や幻想に関しての部分では時代の隔たりはあるものの『日本陸軍と中国』 (講談社選書メチエ)等、戦前の支那通に焦点を当てた書籍と合わせて読むと考えさせられる所です。

総じて現代中国現地調査類の書籍の中では良質と言って良い書籍と思います。
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13 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
いったい日本人は中国に何を期待しているのでしょう?現政治体制や経済が崩壊すること?それによって、日本はどんな影響を受け、どんな利益を享受できるというのでしょうか?

視聴率を稼ぐためのワイドショー、部数を伸ばすための新聞や雑誌、そして書籍まで、中国の栄華が虚を突くもので、滅びていくのは時間の問題という論調に満ちています。かの国で『環球時報』のような新聞が部数を伸ばしていることを、この国の人たちも笑っていてはいけないのではないでしょうか。
そして、中国崩壊の起爆剤として持ち上げられているのがインターネットの伸張です。敵対関係にあったはずの伝統的なメディアが、こと中国に関してはインターネットからの情報を垂れ流し、「ネット世論」を論拠に崩壊へのストーリーを解説しています。

そうした流れを少しは助長した張本人が、中国の「ネット世論」が中国を代表する世論とは言えないこと、現政治体制を崩壊させるほどのパワーを持ち得ていると期待すべきでは無いこと、を丁寧に検証するのが本著と言えるでしょう。

正直なところ、中国に長く暮らしたり関わったりしていて、中国の人たちにモノを売ったりサービスを提供したりしている日本人の多くは、この著作に書かれているような感覚を持ち合わせているのでは、と思います。自分たちが普段接している中国や中国人と、日本のメディアや書物に登場するそれとの間には、かなりのギャップを感じているはずです。
こうした人たちは、中国を扱うメディアや書物の物言いにそれなりの違和感を持ってきたはずですが、メディアや中国研究者のように大々的に発表する場を持っていませんし、ネットで発言したとしても少数派として糾弾されることすらあるわけです。

大手メディアのお抱えジャーナリストでも”影響力の大きな”大学の中国研究者でもない、”元”中国ネットウォッチャーである著者が、”影響力の大きな”版元から、多くの日本人の期待を裏切るような中国論の書物を出したことはある意味で快挙だと思います。

そもそも一つとは言えない中国を一つの論理で説明することは困難だと思いますし、様々な見方があるのは当然でしょう。ただ、中国は100年前から変わっていないわけじゃないでしょうし、「中国が変わらない」ということはあり得ないように思えます。ただ多くの日本人が期待するような方向に変わるかどうかは、本著を読んで考え直したほうが良いように思えます。
このレビューは参考になりましたか?
29 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By kuy71
形式:単行本(ソフトカバー)
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やっと出たカウンターパート本

マスコミが取り上げる、中国のネット世論だとか
ネットから拾った中国人の本音だとかに
非常に懐疑的だった自分にとっては、やっと出たと言う感じのカウンターパート本。

 そもそも中国という統一体で「中国」を語っていいものだろうか、という葛藤も感じる中で非常にタイムリーな一冊となった。

内容的にはあまり体系性が無く散発的な感は否定できないが
世相コラム集としては、類書の中では独自の視点で抜きん出ている言って差し支えないであろう。

惜しむらくは、著者の描きたい事が人文科学的なessayなのか、ジャーナリスティックな視点なのか
はっきりしない点。
むしろ社会科学的な視点から鳥瞰したほうが論としては、まとまりがあったかもしれない。

大御所並みの価格設定と発売後間もないのに中古が出回っていると言う(大人の)事情を考慮して
この評価、むしろ週刊誌で連載した方が高い評価をあげられる内容である
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