米国の「年次改革要望書」からの考察にて
「拒否できない日本」を上梓された著者は、
公開情報からどれが重要で問題のあるものかを
選別し考察する能力に長けていると思われます。
裏づけの無い考察も多いので単なる陰謀論と
片付けられてしまう可能性もありますが、
中国が過去にとった外交政策・国の状態を表す様々なデータを
認識した上でそこから考察できる今後の事態というものを
我々はもっとシュミレーションしておくべきでしょう。
個人個人の人柄と国家という生き物は全く別なもの
と認識すべきだと個人的には思っています。
歴史の歯車が一つ間違えれば、周辺国はチベットやウイグル・内モンゴル
などと同じ運命を辿っていたかもしれません。
ネパール・タイ・ミャンマー・ベトナム・インド・朝鮮半島等で
起こっている動きを筆者のようによく観察すると、
中国の影響がかなり濃厚なのでは無いかと思われます。
ネパールの毛沢東派(マオイスト)の台頭も、
普通に考えれば中国の関与が全く無いほうがおかしい。
結果ネパールにおいて国の歴史である王制が無くなり、
チベットからの移民が活動を自由にできなくってきている
という事象は明らかに中国に有利な展開となっています。
ミャンマー化−中国からの援助が多く息のかかった国−
していないベトナム・インドなどの国と日本は手をもっと結ぶべき。
中国・ロシア・米国・北朝鮮という猛毒国家に囲まれた
日本がとるべき戦略の上で参考になる本だと思います。
また外交のみならず、あたりまえのことですが
日本国内でチャイナマネーに買収される土地や企業に関しても、
目先の利益にとらわれず国家の安全保障上問題が無いか
もっと注意が必要であることを喚起しています。