調査を開始した当初、情報開示が常識ではなかった中国で、富豪番付を作成することがいかに困難だったかを明かすエピソードが登場する。人民解放軍将校を退役後、中国全土に通信設備を設置する企業、華為公司を創設した任正非氏の資産に関しては、謎が多く、調査はある種のタブーだったと言う。当然、任氏サイドから圧力が加わった。しかし、著者は2000年の番付で任氏を第3位として発表する。これによって同番付は、欧米だけでなく中国国内のキーパーソンからも高く信頼されるようになったと解説する。
近年の中国富豪たちを顔写真とともに多数紹介しつつ、成功者、あるいは敗者に共通する特質を解き明かす。特に、彼らの生活様式や趣味嗜好、出没スポットなどの紹介部分は興味深い。巻末には「2006年版中国富豪番付」を掲載している。
(日経ビジネス 2007/02/12 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
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