中国に進出しているわが国の企業の数が随分と多くなってそんなに大変なことではないという印象を持ちつつあるのだが、実際に進出をしようとすると各種の規制が国、州、市と様々なレベルで交錯していて中々やっかいである。それでも最初はコンサルタントを雇って申請や調整をしてもらうのだが、その段階を過ぎた運営の段階になって各部署に急にお鉢が回ってくることになり、またまた一からの調査ということがままあります。
特に会計・税務は間違えると損益、キャッシュにダイレクトに響くのみならず、ペナルティーや罰則につながることもあり慎重な対応は求められます。
本書はBig4の一つであるトーマツの主として中国室、中国赴任者が中心となってまとまられた大作です。ただしぐだぐだと説明が続くのではなく、Q&A方式になっており、それぞれは簡潔で短い文章の説明となっているので、興味のあるところから読み進んでいる内に、一定の理解を得ることができるようになっている。
2009年刊であるので若干古いがその点は本書を読んだあとで金融機関、コンサルからアップデイトを受ければ十分だと考えられる。