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中国の大盗賊・完全版 (講談社現代新書)
 
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中国の大盗賊・完全版 (講談社現代新書) [新書]

高島 俊男
5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (20件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

幻の原稿150枚を完全復元 共産党の中国とは盗賊王朝である!
劉邦から毛沢東まで伝説の完全版がよみがえる!
昔、中国に「盗賊」というものがいた。いつでもいたし、どこにでもいた。日本のどろぼうとはちょっとちがう。中国の「盗賊」はかならず集団である。これが力をたのんで村や町を襲い、食糧や金や女を奪う。へんぴな田舎のほうでコソコソやっているようなのは、めんどうだから当局もほうっておく。ところがそのうちに大きくなって、都市を1つ占拠して居坐ったりすると、なかなか手がつけられなくなる。さらに大きくなって、一地方、日本のいくつかの県をあわせたくらいの地域を支配したなんてのは史上いくらでも例がある。しまいには国都を狙い、天下を狙う。実際に天下を取ってしまったというのも、また例にとぼしくないのである。<本書より>

内容(「BOOK」データベースより)

昔、中国に「盗賊」というものがいた。いつでもいたし、どこにでもいた。日本のどろぼうとはちょっとちがう。中国の「盗賊」はかならず集団である。これが力をたのんで村や町を襲い、食料や金や女を奪う。へんぴな田舎のほうでコソコソやっているようなのは、めんどうだから当局もほうっておく。ところがそのうちに大きくなって、都市を一つ占拠して居坐ったりすると、なかなか手がつけられなくなる。さらに大きくなって、一地方、日本のいくつかの県をあわせたくらいの地域を支配したなんてのは史上いくらでも例がある。しまいには国都を狙い、天下を狙う。実際に天下を取ってしまったというのも、また例にとぼしくないのである。幻の原稿150枚を完全復元。共産党の中国とは盗賊王朝である。劉邦から毛沢東まで伝説の完全版がよみがえる。

登録情報

  • 新書: 336ページ
  • 出版社: 講談社 (2004/10/19)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4061497464
  • ISBN-13: 978-4061497467
  • 発売日: 2004/10/19
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (20件のカスタマーレビュー)
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形式:新書
 15年前に「完全版」ではない最初の版を読んだ時、こりゃ凄い本だと感心したものですが、今回の毛沢東パート充実バージョンにも大満足です。「20世紀の盗賊」の実例から入る所なんぞ、つかみのうまさにうなってしまいます。最初っから体裁を整えた王朝なぞなく、盗賊が勢力を拡大していく過程で知識人を取り込んで儀式などを整備していくという主張は極めて説得力に富んでいます。
 毛沢東についての分析は、まさにこれが言いたかったという結論の部分と思われます。私も文革当時、ハルピンで5万人殺されたなんて話を帰国者から聞いていて、大新聞が文革礼賛の記事を平気で載せているのを胸くそ悪く思っていた口ですので、ふむふむ、そうそうという調子で気持ちよく読ませて貰いました。「不完全版」出版当時では恐らくかなり刺激的な内容と取られたことでしょう。
 惜しいのはその後「毛沢東の私生活」などの暴露本が出たり「毛は皇帝であった」という評価が中国でも定着するなど相当に状況が変化しており、著者の主張が革新的とは言えなくなっている点です。15年前にこの本が出ていたら、「凄い」の二乗だったでしょう。しかしそれでも毛の人となり、周恩来や江青等についての評価、林彪事件の原因についての分析などは見事ですし、中国現代史が30分足らずでわかる本になっているのも大したもんです。よくも大量の資料を読み込んだものだと思います。
 そして何より歴代皇帝をばったばったとぶった切っていく痛快な語り口が極めて魅力的です。中国の歴史に関心のある人は必読の本です。「不完全版」が書棚のどこかに眠っているはずなので、探し出して読み比べてみようと思っています。
このレビューは参考になりましたか?
29 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By enuyon
形式:新書
この本で竹林で文人が文物を愛でながら漢詩を詠んでる中国のイメージが、万民の万民に対する闘争を長年繰り返し続けたすれっ枯らしの成れの果てに変わりました。

男一匹ガキ大将の戸川万吉のホンモノたちが徐々に勢力を広げ、ついには天下を掠め取ってしまう。中国史の一方の主役は間違いなく盗賊たちだ。こんな奴らに2000年も引っ掻き回された中国人がすれっ枯らしになるのはそりゃ当然だよ。

陳勝・呉広、劉邦、朱元璋、李自成、洪秀全のエピソードも面白いが、完全版で復活した毛沢東編はまさに傑作。

"毛沢東はマルクス主義者なんだからマルクスの本は読んだろうと思ったら大まちがいである。せいぜい中国人の書いた「マルクス主義早わかり」といったたぐいのパンフレットをのぞいたことがあるくらいのものだろう。(後略)"このくだりをもしクメールルージュとかセンデロ・ルミノソみたいな毛沢東主義者が目にしたらどんなことになるのか、想像しただけで腹がよじれるくらい笑える。

かといって、毛沢東を罵倒しているわけではない。毛沢東の古典的知識人としての優秀性を披露したり、彼の古典知識が総動員されたからこそ革命が成功したと指摘するといった具合で、マルクス主義の色眼鏡を外して毛沢東を評価している。
このレビューは参考になりましたか?
31 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
 週刊文春で連載コラムをお持ちの高島俊夫氏の本来のご専門分野のどちらかと言えば軽い読み物だ。

 中国4千年の歴史の中で数多くの王朝交代がなされたが、その多くは盗賊から成り上がった王朝だ、

とした上で、漢の劉邦、明の朱元璋などを取り上げている。

 希代の英雄もかたなしだが、もっとも面白いのは、毛沢東も同様の盗賊手法でのし上がり、

中国を牛耳ったというところだ。

 この第5章にあたる部分は当時の日中関係を鑑み、ページ数の関係からも出版にいたらなかった

内容であったとのこと。

 検閲はなくとも「進歩的文化人」やらが幅をきかせていた時代、そのような理由をつけて

出版社が自粛したのだろうか。

 ともかく、死蔵されていた原稿が日の目を見ることができたのは喜ばしい。

 ベストセラーとなっている「マオ−誰も知らなかった毛沢東」でも、毛沢東は数千万の人々を

殺したと言われているが、それが中国の歴史上繰り返されてきたことであり、搾取する国民党に

対抗する農民の味方「人民軍」という図式を取り払ってみれば、確かに理解に苦しむほどの

ことでもない。

 もともと流亡の盗賊集団だから、土地のしがらみもなく、財物や食料など平気で奪いもするし、

残忍な殺戮も平気で行う。

 著者のいうとおり、毛沢東は共産主義に学ぶより多くのことを中国の歴史に学び、それに忠実で

あっただけのことだったのだ。

 現在また、中国では多くの暴動が起こっているようだ。

 その鎮圧の様子も恐らく天安門事件にまさる厳しい武力行使が行われているだろう事は想像に難くない。 

 中国の本質を語る一冊だといえよう。
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投稿日: 23か月前 投稿者: bsz
とにかく面白い!!
陳勝から劉邦、朱元璋、毛沢東のところが特に面白いと思います。
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投稿日: 2010/5/7 投稿者: 田中
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投稿日: 2008/6/10 投稿者: 屈折する星くずと木星から来た羊の群
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