とりあえず”笑える”と、こういった爆笑スタイルで中国を表現するのがイチバンいいんではないかと思います。
生真面目にというか、真っ向から問題提起するようなジャンルでは、ついムカムカっと感情的になったり、ホトホト嫌気がさしてしまいます。
この国は、至って「(どれもこれもが、)あ〜、これはおとぼけなんだ」と理解することで、意外と妙な納得感が得られるんだと思います。
企業の中国進出により、単身赴任でやってくるひとの多くは、言葉の障壁と多忙な仕事に追われ続け、休日には疲れ果てて、呆然と過ごしていることが多いと思います。
ところが、「せっかく中国に来たんだから、中国全省を踏破する、名所名跡を見て回る」というのはユニークな発想であり、単身赴任ならではのチャンスです。
本書では、その名所名跡を見てまわるという本来の観光目的よりも、観光に至るプロセスでのエピソード、豊富なヒト観察がおもしろおかしく表現してあり、必ずや笑いのツボに巻き込まれることと思います。