冷戦構造が崩壊して、アメリカが世界の警察〜唯一のスーパーパワーとして存在する状況も9.11以降、微妙に変化の兆しが見える。反米のイスラムが台頭する「文明の衝突」的な状況は必然なのか。
やはり世界はこれから多極化の方向へ向かうのであろう。折しも、北朝鮮はアメリカへのメッセージを込めてミサイルを発射した。そろそろ日本国民も気づきだす頃だ。アメリカは最終的には日本を守ってはくれないと。
アメリカは自国民の血を流すほど日本を大事には思っていない。
そうだとすれば、我々はどうすべきなのか?その疑問に答えてくれるのが本書だ。
著者の伊藤 貫氏は、ワシントン在住のエコノミスト・安全保障問題専門家で、非常に緻密な理論家。前半の国際政治理論の解説が白眉である。5年後、10年後の我が国の針路を考えるための必読の名著です。