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中国に人民元はない (文春新書)
 
 

中国に人民元はない (文春新書) [新書]

田代 秀敏
5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

ブーム以前から中国経済を研究してきた著者が放つ、面白くてやがて怖くなる「中国経済ジョーク集」。数字では見えない中国の影が明らかに。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

田代 秀敏
一橋大学経済学部卒業。一橋大学大学院経済学研究科で経済学修士号を取得。一橋大学国際共同研究センター研究員、証券会社エコノミストなどを歴任し、現在、東京財団研究員であると同時に、産業コンサルタントを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 193ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2007/12)
  • ISBN-10: 4166605887
  • ISBN-13: 978-4166605880
  • 発売日: 2007/12
  • 商品の寸法: 17 x 10.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 129,847位 (本のベストセラーを見る)
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12 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ask
形式:新書
 以前読んだ「中国の不思議な資本主義」と似た本だ。かなり共通した部分がある。
 腰巻きが凄い。
「中国に公私混同はない。中国に友達の輪はない。中国に裁判所はない。中国に権力と権利との違いはない。中国に地方公務員の汚職はない。中国に農民の失業はない。…資本主義はない。13億の巨大市場はない。決済はない。契約不履行も金利も金融も土地バブルも私有財産も物権法も簿記もない。資本、定期券や回数券、ホーレンソー、企業、卸問屋、中華料理、相場、市場経済もなにもかもない。中国ないない尽くし」
 これら日本人が当然中国にもあると思い込んでいるものが、実は名ばかりで実体はまるで違った、一言で言えば〈ヘン〉な〈マトモじゃない〉有り様であるということが次から次に提示される。あぜんとするばかりである。こんなんでよくまぁ国家の体をなしているなぁ、と。
 各章は短く、簡潔にまとまっているので読み易くわかりやすい。
 ただ、「〜はない」という表現に拘って全編を通しているので、「レトリック負け」とでも言うべき場合もある。「中国に中華料理はない」から、「えーっ!」と思って読むと、「北京料理」「四川料理」「広東料理」があるだけ、と来た。本場だからより正確に分類されてるだけではないか?修辞に溺れてるんじゃないか?と一瞬脱力させられたが、いや、実はその裏に「全国市場」が成立していないので食材が地域的に限られてしまうがゆえの分化なのだ、とわかるとまたなるほどと思わされる。
 それにしても経済のあり方をはじめとして、あまりにも普通の先進国と違う状況の前には絶句するしかないのだった。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
中国の文化や経済的について「〜はない」という
キーワードでうまくまとめられていて、中国の
社会的な外観をするにはいい本だと思う。
中国人との関係を構築したい人には参考に
なるのでは。

ただ、同じ内容が何度も反復されてて、ちょっとしつこい
記述も多かったので、星は少なめ。
このレビューは参考になりましたか?
形式:新書
中国の常識・非常識を解説した本。
本当だとすれば仰天するような話がまとめられている。今まで奇妙だと思ってたことが「なるほど、そうだからなのか」と納得することが多かったので、信じられないけれどやっぱり本当なのだろう。中国では党が国家の上部組織であるとか、指摘されてみればそのとおりなのである。

ただ、本の構成には文句がある。「中国に資本はない」というセンセーショナルな見出しをつけるのはいいが、どういう意味での「資本」が存在せずに代わりに機能しているものがなんなのか、という肝心なことの説明が不足している。
新書本なのにやたらに余白が広かったり、同じ話が何度も繰り返される(おかげでどこまで読んだかわからなくなるぞ!)。あるいは別媒体に発表した論文を転載してページを埋めるのに四苦八苦している様が見て取れるくせに、なんでその説明をケチるのだろうか。
また前半部分に各論を持ってきて、最後の方に「中国に中国はない」とかいう総論を持ってくるのは構成として稚拙である。逆にすべきだ。

話としては興味深いし、知らないトピックスもたくさんあって勉強になった。しかし、雑な構成のせいで本としての魅力は半減である。
センセーショナルなタイトルもいいが、もっと丁寧に作って欲しい。
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