まさに、「自虐史観」に基づく論説・対談のオンパレード。
自虐史観歴史教育を受けてきた人間、あるいは、自虐史観を
広めたい人間による自虐史観の押し付けという印象を受けま
した。
アジアにおける日本の立場を鑑み、アジアでの友好関係を
と大変尤もな主張していますが、
「何がなんでも日本は悪いことをしてきた。」
「アジア(特定アジア)に謝らなければならない。」
「日本人が未だにアジア(特定アジア)から嫌われているのは
歴史教育に伴う無知が原因だ。」
「日本人は過去のことを反省していない国だ。」
と言う主張が根底にあり、それ以外の見方・歴史観は出てこな
いか、一刀両断で否定されています。
また、アジアといいつつも、殆ど中国、韓国、北朝鮮に対する
愛情しか記載されていないように感じられます。
そして歴史問題については、
「アジア共通の(日本が悪いことをしたと記載した)教科書を
作るべきだ。」
という論旨に導いておられます。
当該主張を論じている箇所の挿絵(P114)が、「地球教科書」
となっているのですが、それを喜んでいるのが、中国・韓国・
北朝鮮の3カ国(+日本)しか記載されていないところからも、
当該論者の思惑が見えるような気がします。
更には、中国のチベット侵攻は、敢えてお茶を濁し、北朝鮮に
ついては、韓国が行った以上の「太陽政策」をと述べておられ
ます。
歴史史観はそれぞれです。
しかしながら、本書を解説本とするのであれば、かなり偏って
いるという印象がありました。