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中原中也詩集 (新潮文庫)
 
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中原中也詩集 (新潮文庫) [文庫]

中原 中也 , 吉田 ヒロオ
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

自選の詩集【山羊の歌】【在りし日の歌】と若干の未刊詩集を残し、二十九歳で早世した中也。ヴェルレーヌ等の影響を受け、恥らいと悲しみに潔癖で、昭和詩壇にユニークな存在であった。(河上徹太郎)
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

愛する者よ、無垢なる日々よ―。生と死のあわいを漂いながら、失われて二度とかえらぬものへの、あふれる惜別の想いを、ノスタルジックにうたい続けた、夭折の天才詩人、中也。哀切で甘美なことばが、胸をうつ調べとなって響きあい、はかない余韻が心に沁みる2冊の詩集『山羊の歌』『在りし日の歌』に、詩集として編まれなかった作品も併せた140篇の詩篇を収録。

登録情報

  • 文庫: 341ページ
  • 出版社: 新潮社 (2000/03)
  • ISBN-10: 4101290210
  • ISBN-13: 978-4101290218
  • 発売日: 2000/03
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫
中原中也は、生きることのつらさ、はかなさ、哀しさ、そしてたまに愛しさを、類まれな表現力で詩に映しとっている。ときに大胆に、ときに繊細に、あるいは自由律で、あるいは五七調で。日常の淡々とした出来事の中に、彼は哀しさを拾い集めている。(本人は「悲しさ」を感じているのではなく、感じているその感情を名づけるとすれば「悲しさ」になる、というようなことを言っている)

さて、中也の解説は私ごときがやることではないのでこれくらいにしておき、ここでは岩波文庫版の特色を挙げておこうと思う。集英社文庫版に比べ、岩波版はとにかく収録している量が多い。ページ数も約二倍で文字も小さく、「山羊の歌」と「在りし日の歌」は全篇、後書きまで載っている。しかし、未刊詩篇は当然編者である大岡昇平により選ばれているので、集英社版に収録されているもののうちほんのいくつかがない。私の好きな「酒場にて」が未収録なのは個人的に残念である。それでもその圧倒的な量は集英社版とは比較にならない上に、短歌も初期時代のものと「温泉集」が収録されている。とりあえず作品をたくさん鑑賞したい方にはおすすめである。

解説は、中也のバイオグラフィーを追いながら書かれており、大岡昇平の「中原中也」を読んだことのある人には目新しくない。個人的には集英社版の新保祐司の方が興味深い解説だった。新潮文庫版もそのうち読んでみたい。

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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
中原中也の詩は独特です。
難しい言葉も表現もありません。
しかし読むたびに新しい発見をする、そんな詩です。

中也は生まれながらの詩人です。
彼にしか作れないリズムや言葉があります。
彼にしか見えない幻の世界もあります。
それらが実に、真実味を帯びた情景描写を生み出すのです。

もし誰かが中也の詩の特徴を活かして詩を書いたとしましょう。
たとえそれがどんなに素晴らしい詩だとしても、
その詩は中也のそれの模倣であるとしか映らないでしょう。
それほどまでに中也の詩は特徴的なのです。

一度読めば分かるはずです。
自らに訪れる感情を残酷なまでに細かく分析し、
その緊張感を、そのままに叩き込んだ彼の詩は、
70年以上経った今も、読まれるたびに進化しているのです。
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33 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By JB
形式:文庫
高校時代、現代国語の教科書に中也の「朝の歌」が載っていた。その耽美な世界に惹かれ、繰り返し読んだ。今でもそらんじることができる。

最近の国語の教科書から遂に鴎外が消え、俵まちが掲載されているというような話を聞いたことがある。さて、中也はどうなのか?
確かに鴎外は比較的難解であるため、文学アレルギーを起こさせるという懸念は分からぬでもない。だからといって「サラダ記念日」ではないであろう。

中也の詩は現在の少年少女達の心と比較的容易にシンパシーを生じるのではないか。中也の詩は文学の深淵なる世界への扉になってくれるのではないかと思う。

比較的平易な言葉で耽美で切ない世界をえがく中也の詩こそむしろ文学の入門書として恰好なのではないか。

多くのファンを持つ中也だが、代表的人物として、元YMOの高橋幸宏さんがいる。(幸宏さんの世界もまた耽美で切ない)

本書は中也の世界が網羅された必携の一冊であると考える。

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子供心を失わない素直な人だ。
毎日ふっと思いつくのに生活のためにふりはらってしまうような事をちゃんと思い返して詩にしてる。... 続きを読む
投稿日: 2008/9/4 投稿者: cold119
やばいです。
高校時代にこの詩集を読んだときには、あまり好きになれなかった。
でも、浪人しているときにもう一度読んだら、胸が締め付けられるようだった。... 続きを読む
投稿日: 2008/1/3 投稿者: オチコボレ
中原を理解することは私を理解することだ。
 才能あるものは夭折する運命なのですね。

 退廃的な美しさがある。... 続きを読む
投稿日: 2006/12/8 投稿者: 藤原翠蓮
大気に溶け込む中也Words
通常詩というものは、一つ一つのセンテンスの中に豊富な形容詞や言い回しが、数珠つながりと化していて、そのテクニカルな連結方法や纏め方に、言葉自体以上の深みと魅力を感... 続きを読む
投稿日: 2006/6/16 投稿者: ★くん
若き才能
無論、ダダイズムに関して異論などを唱える気をおこさせない。また、ノスタルジア。当時の若者の中で秀でていたことが青臭さとともに胸に沁みいる詩ばかりである。また、詩に... 続きを読む
投稿日: 2006/5/18 投稿者: yoyo
懐かしきもの みな去る
この詩集の特徴は、未刊詩の選択にあると思います。
編者大岡昇平にとっての中也という存在が鮮明に表れていて、それ自体に感動を覚えます。... 続きを読む
投稿日: 2006/1/12 投稿者: マーティン
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