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中原の虹 (2) (講談社文庫)
 
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中原の虹 (2) (講談社文庫) [文庫]

浅田 次郎
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

商品の説明

第42回(2008年) 吉川英治文学賞受賞

内容説明


壮大なスケールで描かれる英雄たちの物語!

清朝を真に愛し、憂えた偉大なる西太后の生涯が、ゆっくりと幕を閉じようとする時、
新しい時代に向け、その力を存分に発揮し始めたのは張作霖や袁世凱であった。

登録情報

  • 文庫: 456ページ
  • 出版社: 講談社 (2010/9/15)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062767422
  • ISBN-13: 978-4062767422
  • 発売日: 2010/9/15
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By まりあ トップ500レビュアー
「蒼穹の昴」「珍妃の井戸」・・・そして「蒼穹の昴」(テレビ化・・・ちょっと全員、善人すぎるな〜と思いましたが)続いて「中原の虹」!その文庫版!
よっ!待ってました!(なんちゃって!)
前出二つの作品は単行本で購入いたしましたが、「中原の虹」だけは文庫化を待っていました。
だって・・・単行本を持つ手が重いし・・・お財布は比例して軽くなるんだもん(苦笑)

「中原の虹」では李春児(り・ちゅんる)の兄・李春雷(り・ちゅんれい)を中心にストーリーが進むようですね。(1)(2)と二冊文庫本を購入しましたが、私はこの二巻からあえて先に読んでいます。
やはり、ヒロイン?(と呼ぶのをお許しください)西太后に魅了されます。

浅田次郎氏の西太后は美しく優しい。
フィクションであろうがなかろうが、読んでいて、心が和みます。
4億の民を統率し、支配しなければならなかった過酷な運命の女性・西太后。
確かに諸説とおり、厳しく残酷な一面もあったでしょうが、それ以上にこの女性の孤独を感じます。
ゆえに、浅田氏描かれる西太后に、一女性として、共感できます。

特に自ら幽閉した養子の光緒帝との母子の情断ち難く、春児の計らいで、テレグラムで対話するシーンにはほろっときます。

そして西太后の最期のこの言葉。

「私はこの国の民を愛した。その民のひとりのおまえを、心から愛した。それでいいでしょう?」

「それでよかったのよ、それしかなかったのよ」・・・と、彼女に語りたくなります。

李春雷の活躍もさながら、日本に春児の妹・玲玲(りんりん)と亡命した梁文秀(日本名・柳川文秀)とおりん(=玲玲の日本名)の間に生まれた子・清一(中国名は梁清一=「りゃん・ちんいー」でしょうか?)の行く末も気になります。
また、テレビ化されたドラマではほとんど端役扱いだった、ミセス・チャンの愛人で新聞記者のトーマス・バートン(大好きです!)と岡圭之助のその後も楽しみです。

そして「蒼穹の昴」「珍妃の井戸」「中原の虹」。ずっと読み進めていく中で、難しい中国語や満洲語に浅田氏がカナをつけてくださるのが、中国語学習者の私には、とても励みになっています☆

秋の夜長。テレビの美しい映像と共に、ゆっくり、じっくり楽しませて頂きます。
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著者の浅田氏は、前作「蒼穹の昴」から一貫した西太后像を描いてきたように思います。
それは、これまでの「国を私し、滅亡へと追いやった権力の亡者」ともいうべき
イメージを払拭する新しい西太后像でした。
本巻ではついに西太后が崩御しますが、誰よりも国と民を愛し、守ろうとしていた
悲劇の女性として描き切った浅田氏の迫力ある筆致が印象に残りました。
実の息子ではないながらも母子の愛情を感じさせる光諸帝との関係も胸に迫ります。
全編のなかでもクライマックスともいえるパートです、
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西太后!! 2010/10/20
By aripanda トップ1000レビュアー
張・春雷に主にスポットがあたっていた1巻でしたが、2巻では西太后が崩御するまでの期間を濃密に、西太后・春児を主として描かれています。
歴史上、何が本当だったかはわかりません。筆者の描く西太后も、史実から寄り合わせた筆者の想像なわけで、実際の姿とは異なるかもしれません。ただ筆者の描く西太后はものすごい迫力で胸にせまってきました。ただ歴史上でのみ知る西太后がひとりの人間として感じられました。その悲しみ、苦しみ、ひたすらな生き様に、この2巻、正直感動しました。圧倒されました。
もちろんその西太后を支える春児の懊悩、また光緒帝と蘭琴のエピソード等もえがかれています。どの話にもぐっときました。
この時代に生きた人間を、生き生き目の前に展開させるかのような筆者の力には頭が下がります。
相変らずの中国名・読みに難儀しますが、続く3巻・4巻もとまらず読んでしまいそうです。
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