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中南米の音楽―歌・踊り・祝宴を生きる人々
 
 
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中南米の音楽―歌・踊り・祝宴を生きる人々 [単行本]

石橋 純
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

音にあふれる【祝祭の大陸】を読む
中南米の人々が音楽を「生きる」姿を、現地における調査・研究・演奏・制作に精通した専門家が、幅広く、奥深く紹介。

著者からのコメント

[編者の言葉]本書は、2008年1月~3月に実施された国際交流基金・異文化理解講座「中南米の音楽2:歌・踊り・祝宴を生きるひとびと」の担当講師が、それぞれの講義内容を発展させ、書き下ろした10章構成の小著です。
 所属する業界も現地へのアプローチも文体も多様な著者ですが、全員に共通するのは現地・現場に強いということです。その8人が南米フットボール的なチームプレーで共著を完成させました。
 アメリカ合衆国からアルゼンチンにいたるまでラテンアメリカ~カリブ海地域の音楽文化を幅広く扱い、なおかつ特定ジャンル・アーティスト・音源の紹介にとどまらず、その社会的背景にまで迫った概説書/ガイドブックは、現行出版物には類がありません。
 各ジャンルについて手早く知る一助となるようにも工夫しましたが、それだけでなく、通読することによって中南米音楽の相互関連や大陸~地球規模の文化運動への地域の応答が確認できるように、企画から仕上げまで心を砕きました。アルゼンチン・ロックやブラジルのカントリー音楽など、これまで日本語環境には存在しなかった貴重な情報を提供する章も多数あります。
 音楽体験の案内書として、またアメリカ大陸~カリブ海域文化の入門書として、この本が新たな出会いの契機を読者に提供できれば、著者一同このうえない喜びです。

登録情報

  • 単行本: 260ページ
  • 出版社: 東京堂出版 (2010/03)
  • ISBN-10: 4490206674
  • ISBN-13: 978-4490206678
  • 発売日: 2010/03
  • 商品パッケージの寸法: 18.8 x 13 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 493,745位 (本のベストセラーを見る)
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20 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
朝日新聞での紹介や月刊ラティーナ誌で書評をみかけたのをきっかけで購入。
国際交流基金企画が催した「中南米の音楽」という講座に起因する本書は、同講座でもコーディネーターを務めた東京大学の石橋純氏が編み、講座に参加した9名の執筆者が、それぞれの専門に基づき各章を執筆している。

各章が対象にしている執筆者と地域は順に、【1】石橋純(総論)【2】岡本郁生(アメリカ合衆国)【3】宮田信(アメリカ、メキシコ)【4】倉田量介(キューバ)【5】鈴木慎一郎(ジャマイカ)【6】石橋純(ベネズエラ)【7】水口良樹(ペルー)【8】木下尊惇(ボリビア)【9】細川周平(ブラジル)【10】比嘉マルセーロ(アルゼンチン)といった具合で、各国の音楽の専門家である執筆者陣が、長年の実地での体験や調査を踏まえた膨大な知識・考察を、「わかりやすく」かつ、「音楽と人々・社会・時代の関係/時代に生きてきた大衆の心」という視点を失うことなく、各国の音楽を紹介している。

本書の注目点でもあり、注意して欲しい点でもあるのは、メキシコ、ジャマイカ、ブラジル、アルゼンチンの4カ国の章に関しては、入手しやすい日本語の概説書では、これまで紹介されてこなかった音楽(順に、チカーノ・ミュージック、ダブ、セルタネージャ、アルゼンチン・ロック)が紹介されている。日本で紹介される機会がこれまで少なかったながら、当地では大衆の生活になくてはならない音楽に、該当章はその紙幅を割いている。大変貴重だ。また、【2】に関しては、中南米の音楽と密接な歴史をもつ「サルサ」がテーマに取り上げられている。他の章については、各国の音楽の概説となっている。

執筆や編集における堅実さが隅々から伝わってくるので、年齢問わずに、また玄人/初心者も問わずにおすすめできる。章を隔てた記述が繋がって(特に汎カリブ海音楽であるサルサや、同時代的に音楽を通じての社会革命を夢見た中南米フォルクローレにおける各章の記述において)、中南米で音楽が広域に呼応してきた音楽地図が頭の中で生成された時、本書の奥深さを感じた。良書だ。
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