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中井英夫全集〈1〉虚無への供物 (創元ライブラリ)
 
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中井英夫全集〈1〉虚無への供物 (創元ライブラリ) [文庫]

中井 英夫
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

黒ビロードのカーテンは、ゆるやかに波をうって、少しずつ左右へ開きはじめた。――十二月十日に開幕する中井文学。現実と非現実、虚実の間に人間存在の悲劇を紡ぎ出し、翔び立つ凶鳥の黒い影と共に、壁画は残された。塔晶夫の捧げた“失われた美酒”、唯一無二の探偵小説『虚無への供物』を――その人々に。初版本に準拠。解説=相澤啓三

内容(「BOOK」データベースより)

黒ビロードのカーテンは、ゆるやかに波をうって、少しずつ左右へ開きはじめた。―十二月十日に開幕する中井文学。現実と非現実、虚実の間に人間存在の悲劇を紡ぎ出し、翔び立つ凶鳥の黒い影と共に壁画は残された。塔晶夫の捧げた“失われた美酒”、唯一無二の探偵小説『虚無への供物』を―その人々に。

登録情報

  • 文庫: 760ページ
  • 出版社: 東京創元社 (1996/11)
  • ISBN-10: 4488070116
  • ISBN-13: 978-4488070113
  • 発売日: 1996/11
  • 商品の寸法: 14.4 x 10.8 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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10 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
最高峰 2002/5/4
形式:文庫
好き嫌いはあるにしても、日本の探偵小説を語る上で、はずすことのできない一冊。その後の推理小説に大きな影響を与えている。
なお、本書と並んで論じられることの多い「黒死館殺人事件」(小栗虫太郎)「ドグラマグラ」(夢野久作)と比べて圧倒的に読みやすい。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 神戸の震災、オウム事件が起きた当時、読み返した。初読のときは、ピンとこなかった部分がグッと迫ってきた。ああそういうことなのかと。
 それから数年後、『新世紀エヴァンゲリオン』の劇場版が公開されて、見終わったあと、「あ、エヴァは『虚無への供物』なんだな」とおもった。

 エヴァは、絵空事である映画(アニメ)に熱狂するファンに冷や水をかけた。同時に『虚無』は絵空事であるミステリに熱狂するファンに冷や水をかけた。二つの作品に共通しているのは、作品として作り込みが半端でないこと・・・でありながら、作品のテーマがそのジャンルを崩壊させかねないものを持っている点にある。

 そういう意味では、『虚無』が発表されて時点で、ミステリは終焉し、「エヴァ』のあとにアニメは終焉するはずだった。

 しかし、いまだにミステリもアニメもジャンルとして存在しているし、自分自身『虚無』や「エヴァ』を通過したはずなのに、相変わらずミステリやアニメが好きだったりする。

 この問題はいまだ不明だ。なぜある種の人間には現実より架空の出来事にリアルティ(現実感)を感じてしまうのだろう。
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