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中世思想史 (平凡社ライブラリー)
 
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中世思想史 (平凡社ライブラリー) [新書]

クラウス・リーゼンフーバー , 村井 則夫
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

歴史の見方が大きく変わりつつある。中世は近代によって克服されるべき停滞期ではなかった。固有の歴史性を踏まえた思想史が求められる。豊かな知的伝統の内包と外延を確かな見識で叙述する最新の総合的通史。増補決定版。

内容(「MARC」データベースより)

中世は近代によって克服されるべき停滞期ではなかった。西方ラテンに加え、アラブ、ユダヤをも包摂して、豊かな知的伝統を総合的に叙述した思想史。2002年刊「中世思想原典集成 別巻」収録の「中世思想史」を改訂・増補。

登録情報

  • 新書: 485ページ
  • 出版社: 平凡社 (2003/12/11)
  • ISBN-10: 4582764851
  • ISBN-13: 978-4582764857
  • 発売日: 2003/12/11
  • 商品の寸法: 16 x 11 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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20 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
格好の見晴台 2006/11/1
形式:新書
 本書一読、余りの固有名詞の多さに、当方の情報処理が間に合わず、何ともよく分かりませんでした。概説としての哲学史通史しかやったことなかった身には、本書に登場するキリスト教思想家を中心とした中世の哲学者に、初見の名前が数多かったからです。

 しかし。

 最初に触れた時には殆ど知識の定着を見なかったのですが、中世絡みの本(例えばエミール・マール『ヨーロッパのキリスト教美術』とか)を読んでいてより深く知りたい人・物が出て来た際、本書に当該記述があったようならば、参照するようにしてみました。そうすることによって、少しづつ馴染んでくるようになりました。更に参照する際、本書は基本的に通史である為、参照語句のみを知るのではなくして、語句の周辺を読むことによってそれを体系的(或いは「関係的」)な知識とすることができます。

 本書を「通読できる辞書」的に使っていくほどに、これはこういう風に使う本だなあと勝手に合点するようになりました。

 かのルネサンス研究家にして真物の知識人・林達夫がブルクハルト『イタリア・ルネサンスの文化』について「ヨーロッパを俯瞰する為の格好の物見櫓」と述べたのは有名ですが、本書も今述べたように、中世思想の「見晴台」あるいは思想史のコンパクトな「地図」として活用されるのが有用な遣り方かと考えます。

 つまり、とりあえずざっと読んでおいて、あとはしかるべき時に引き戻って確認する。

 深く知りたければ、どの年代か当たりをつけて参考文献表から他の文献にあたる。

 そういった使い方が出来るように、本書の索引および参考文献表は他の新書判に例を見ないほど充実しております。

 一度通読して分からなかった人も、時間と根気が許すならば、もう一度読むか、類書を読む際に時々帰ってきてみることをお勧めします。本書が、中世という混沌たる時代を読む為の、格好の見晴台の一つになってくれるかもしれませんよ。
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9 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Nino
形式:新書
 イエズス会士である著者は「中世思想原典集成」、「キリスト教史」などの監修を手掛けて功績を残した。中世思想を知るには古代の説明が不可欠であることを訴えている。ドイツ語からの訳の文体は流暢に書かれており、キリスト教用語が使われ、一般の読者には多少なりとも小難しい書物になっている。ヨーロッパ中世の歴史をキリスト教の思想に重点を置き、それぞれの時代の活躍した人物の著書と、その思索を、歴史的背景に基づいて紹介することを中心に、主要な人物においてはその生涯に至るまで、著者の博識な考察を交えて端的に語られている。一冊の中に知識が凝縮されているがゆえに、十分に理解を得るには、中世思想に対する予備知識がある程度必要である。
 キリスト教は、ローマ帝国による迫害、教父による異端の排斥、修道生活、古代復興、ユダヤとイスラーム思想の影響、諸学派との論争などを通してわかることだが、根底を揺るがされながらも果敢の声明によって独自の成長を遂げていったことが窺える。日本においても中世思想を受容することの意義は大きく、一人ひとりに学問に投じた精神が根ざされることを願っている。中世思想の研究のために思想家たちの著書に触れる場合に、一度は読んでおきたい必携の通史である。
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12 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By romarin 殿堂入りレビュアー トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:新書
中世文学をやるにあたって、中世思想は頻出なため、必要を感じ、購入。
中世というより古代から、近世にいたるまで非常に幅広く論じたボリューム
たっぷりの労作。
全体として、キリスト教と哲学のかかわりが中心としてある。ギリシア・
ローマ世界はキリスト教から見れば異教世界であるため、古代の学問と
キリスト教徒の摩擦がおこってくる。それを、多くの学者、聖職者たち
がそれぞれに考えていくさまが描かれている。
ただし、膨大な人名と専門用語により、哲学を知らない人間にとっては
非常に難解であった。一週間かかって読んで、ほとんどわからなかった。
ある程度専門知識のある読者が望ましいのではないだろうか。
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