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中世・ルネサンスの音楽 (講談社学術文庫)
 
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中世・ルネサンスの音楽 (講談社学術文庫) [文庫]

皆川 達夫
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

音楽の源泉、バロック以前の音楽の好解説書 心洗われる素朴な響きのグレゴリオ聖歌、吟遊詩人のうたい上げる愛のメロディ……美しい旋律で人の心の奥底を揺り動かす中世・ルネサンス音楽の世界へようこそ。

内容(「BOOK」データベースより)

グレゴリオ聖歌、ルネサンス期のポリフォニー・ミサ曲が、なぜ今われわれの心を打つのか。騎士世俗歌曲の調べは、いかに音楽史の底流を流れ続けたか。バッハ、ベートーヴェンまで数百年―ヨーロッパ音楽の原点、多彩で豊かな中世・ルネサンス音楽の魅力を歴史にたどる。「音楽史小辞典」「年表」「関連地図」に、ミサ通常文とその訳を付した決定版。

登録情報

  • 文庫: 272ページ
  • 出版社: 講談社 (2009/2/11)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062919370
  • ISBN-13: 978-4062919371
  • 発売日: 2009/2/11
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 61,590位 (本のベストセラーを見る)
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By 林檎の気持ちは良く分かる トップ1000レビュアー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
 本書の著者は以前、知る人ぞ知るNHKのFM番組『朝のバロック』の解説をしていた方です。 
 はじめに、ポリフォニーについての簡潔で明解な定義・解説があります。これを読んで、私は初めて"ポリフォニーの声部の絡み"という現象を整理できました。中世の音楽は、決して暗黒時代ではなく、単声グレゴリオ聖歌の時代などの中世初期は確かに教会音楽家たちの封建的な参加が主でしたが、次第に参加枠がオープンになり市民へと拡大していった事、これが世俗的音楽勃興へと繋がったと著しています。 ルネサンスが訪れ、Ars Nova様式とイギリス宮廷音楽が生まれ、対位法とは別に和声が進化し、Okcheghem,Josquinなどがルネサンス初期を飾りました。フランドル学派については紙面を割いて丹念な解説が記され、巨匠Lassusが最後を飾ります。多声音楽がミサに有効であるという事を"説き伏せた"Parestlinaへ解説が移り、宗教改革によるルター派音楽が勃興してM.Luther自らも作詞作曲していた事を知りました。ドイツバロック音楽の"待降節"とも理解できます。中世ルネサンス音楽史事典、年表、ミサ通常文(訳付)、音楽史関連地図などの資料が充実しており、検索も可能なミニ辞典としての機能を立派に具備しています。
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19 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By sasabon #1殿堂 トップ10レビュアー VINE™ メンバー
形式:新書
著者は、中世・ルネッサンス・ヨーロッパ音楽史の権威である皆川達夫先生です。

まだ、中世・ルネッサンス期の合唱音楽が日本にまだ馴染みがなかった時代から、ずっと啓蒙活動を取られてこられました。ご自身も指揮者として、珍しい合唱音楽曲を紹介し、振って来られましたし、当方も一度その指導を受けたことがあります。

30年近く前に『中世・ルネサンスの音楽』を購入し、ずっと愛読してきました。

中世・ルネサンス期の音楽という、一見取っ付きの悪い音楽を分かり易い語り口で書かれていますので、大変読みやすいです。勿論、取り上げられている作曲家は多岐にわたり、索引を見るだけでもその網羅性は理解できると思います。

音楽だけでなく、当時の時代背景を含蓄深く著述されていますので、西洋音楽史を含めた当時の歴史を体系的な理解ができるように編集されています。

本書を超える啓蒙書がまだない現在、本書の値打ちはまだ色褪せておりません。一度手にとってご覧ください。
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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By じゃが〜 トップ500レビュアー
形式:文庫
古楽の第一人者である皆川達夫先生による中世・ルネサンス期の音楽の解説書。日本でも何度か起きたグレゴリオ聖歌ブーム、合唱に携わる者が曲を求めれば外すわけに行かないルネサンス音楽、これらをコンパクトな文庫本にまとめた良書です。

文書としても生きた音楽としても全く記録がない古代から中世初期の音楽の変遷を辿り、グレゴリオ聖歌、多声音楽、世俗音楽の世界を紹介します。ここでは、グレゴリオ聖歌が発展して多声音楽になったという、単純から複雑なものへという発展的な思い込みを排除して、それぞれが互いに影響を与えながら発展してきたと言う仮説を主張しています。

ルネサンス期の音楽については、フランスでのアルス・ノヴァの成立とイギリスに与えた影響、その成果がダンスタブルによって逆に大陸に渡りフランドル楽派に影響を与えたことを述べています。さらにはルネサンス期におけるフランドルの作曲家の業績、宗教改革によるローマ楽派とプロテスタント音楽の誕生、ベネツィアの繁栄が音楽に与えた影響とドイツへの波及、バロックの誕生などを分かりやすくまとめています。

多用される楽譜が数々の解説を分かりやすくしている上に、巻末にはこの時代の音楽用語集、音楽歴史年表・地図、ミサ通常文と日本語訳まで付いています。また、日本との関係で、戦国時代末期の宣教師が持ち込んだルネサンス音楽が八橋検校に影響を与えた可能性まで言及しています。遠そうで以外に近いルネサンス音楽の手引きとして読んでみてはいかがでしょうか。
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