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中世の身体
 
 

中世の身体 [単行本]

ジャック ル=ゴフ , Jacques Le Goff , 池田 健二 , 菅沼 潤
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 3,360 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

西洋文明の根幹は「身体」にある。ミシュレ、モース、エリアス、アドルノ、フーコー、ブロックなど、従来の身体史の成果と限界を鮮やかに呈示し、「他のいかなる時代よりも現在の原型である」中世の重要性を説く。「身体」に多大な関心を示し、これを称揚すると同時に抑圧した、西洋中世キリスト教文明のダイナミズムの核心に迫る。大好評『中世とは何か』に続く、待望の第2弾。

内容(「MARC」データベースより)

ミシュレ、モース、フーコーなどによる従来の身体史の成果と限界を呈示し、中世の重要性を説く。また「身体」に多大な関心を示し、これを称揚すると同時に抑圧した、西洋中世キリスト教文明のダイナミズムの核心に迫る。

登録情報

  • 単行本: 302ページ
  • 出版社: 藤原書店 (2006/06)
  • ISBN-10: 4894345218
  • ISBN-13: 978-4894345218
  • 発売日: 2006/06
  • 商品の寸法: 19 x 13.6 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By tialit
形式:単行本
フランス、アナール派の中世史家ル=ゴフによる中世の身体史概観。全体的にフランス風の軽妙な語り口によって語られ、興味をそそる逸話もふんだんに取り入れられ、更に日本語版には原書にはなかった図版も収められていて、初心者にも楽しめる作りとなっている。忘却されてきた身体を歴史の舞台へとあげるという企ては成功しているが、西洋人の身体観の原型が他の時代よりもこの中世にあるとする著者の主張は、自分の専門分野である時代を過大に現在の原型と見なすという歴史家にありがちな陥穽にはまっていなくもない。扱いが一番小さかった最後の4章「メタファーとしての身体」をもう少し膨らませて欲しかった。 

同じ分野における英語圏での研究もかなり進んでいる。英語圏の研究成果も反映させていたら、もっとよいものとなったであろう。

コルバン他編による「身体の歴史」も同じ藤原書店から翻訳出版の予定のこと。英訳よりも先にでることを期待する。
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9 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ib_pata VINE™ メンバー
形式:単行本
ル=ゴフ先生の描きたかった物語はキリスト教がもたらした身体に関するアンビバレンツな感情が、様々な軌道を描きつつ、最終的には肉体の復権に終わるという道筋なんでしょう。1章の「四旬節と謝肉祭の闘い―西洋のダイナミズム」のタイトル。ピタッと決まっています。

 教会側が管理しようとした性の禁欲期間は長くなる一方で、「人口はわずかに一八〇から一八五日ほどの性交可能日によって大きな打撃を被る」(p.58)までにいたったというんですねぇ。なんでも、フランドンという学者さんの研究によれば、「禁欲期間の九ヵ月後には出産曲線が低下しており、これは禁欲が守られていることを表わしている」(p.82)というんですね。確かに、ル=ゴフ先生はお得意の聖王ルイに関して、ルイは禁欲期間をよく守り、それが終わると同時に妃の寝室に飛び込んだ、みたいなことを書いていましたっけ。

 食養法は修道院で発展したというのも知らなかったし(p.151)、自分の体を抑えつけた聖フランチェスコは《身体はそれでも「兄弟」であり、病気は「姉妹」である》として、シラ書に基づき身体を一つの価値として認めた、なんて話もなるほどねぇ、と(p.166)。
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