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19 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
「中・高校生」ではなくても,
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レビュー対象商品: 中・高生のための現代美術入門 ●▲■の美しさって何? (平凡社ライブラリー) (新書)
ある美術館で現代アートのコーナーで退屈し「どうして、こんな線の集合が面白いんだろう」と思った後、そのミュージアムショップで偶然手に取った本です。教科書的に単なる画家の紹介に終わらず、その思想的な背景や社会的コンテクストまでやさしく紹介している点に好感が持てました。こまごまとした知識ではなく、現代美術の根幹の部分の考え方に興味がある方におすすめの本です。私自身、芸術方面専門ではないので、絵画がどうしたこうしたというようなことよりも、もっと思想的な部分に興味があったこともあり、大変楽しく読むことができました。 「中・高校生のための」とタイトルにあるように、美術の分野に知識のない私などには読みやすい本でした。しかし、決して「中・高校生」の知的レベルに合わせて書かれているわけではありません。文章のスタイルは「中・高校生」フレンドリーですが、内容は大学生、またはそれ以上でも十分満足できるものだと思います。思想には興味があるけど、芸術関係のことは今まであまり読んだことがない、そのような方にお勧めの本です。
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
これはオトナにおすすめ!,
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レビュー対象商品: 中・高生のための現代美術入門 ●▲■の美しさって何? (平凡社ライブラリー) (新書)
現代アート、特に抽象画に今ひとつ興味がわかない人におすすめです。(現代といっても1960年くらいまでです。)美術がなぜ抽象的になっていったのか、19世紀後半からの歴史を紐解きながら、幾何学図形に込められた意味を探ることができます。 少し、理屈っぽいところもありますが、一度読んでから抽象画を観てみると、今までと違う「良さ」が感じられます。 本に取り上げられているマレーヴィッチ、ニューマン、ステラ、ロスコの作品は、川村記念美術館に展示されているので、一度行ってみたくなりますよ。
5つ星のうち 5.0
感性の柔軟な若い学生のために,
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レビュー対象商品: 中・高生のための現代美術入門 ●▲■の美しさって何? (平凡社ライブラリー) (新書)
この本が感性の柔軟な若い学生を対象に書かれているところに大いに意義がある。勿論大人の読み物としても現代美術を理解する上での充分な助けになるし、決して手遅れというわけではないが、早い時期に私達の時代の美術的な潮流を知ることは、その後の視野を飛躍的に広げることになるからだ。物の形態を写実的に描写することだけが美術だと教えられた生徒は、それをやめてしまった現代の作品を受け入れることが困難になってしまう。個人的な経験から言うと、私の中学時代の美術教師は写実性よりも色彩の優位を教えていた人だった為に、抽象画を理解するのにそれほど抵抗はなかったし、理論は解らなくても感覚で共感できた。それがまさにこの著書で説かれているカンディンスキーの抽象絵画誕生のいきさつ、つまりデッサンに邪魔されていた色彩解放の試みだ。またモンドリアンは究極の形として直交する直線にそれを求めた。個々のアーティストによって様々な方法が追究されているが、そこに現代美術の面白みと多様性があると言ってもいいだろう。 ひとつの作品に先入観をもって鑑賞することは好ましくない。自分自身の、そしてひいては作品のイメージの広がりを限られたものにしてしまうからだ。観る人によって異なった印象があって当然だし、好きになれなくてもがっかりすることはない。だが著者は現代の作品を受け入れることができる素地を養う為の格好のヒントを与えてくれていると思う。
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