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古生物学から始まり、生理学、発生学、系統学、体系学、生物地理学と、多方面からのアプローチで、それぞれ最新の知見を引用しつつ、現代の両生類学を鳥瞰している。それぞれが要点をつき、たいへんわかりやすく、日本のみならず、世界に通用する両生類学のテキストといってよい。
第3章「変異と種文化」、第4章「史的生物地理学」は、長年これらの課題に取り組んだ筆者からすれ!ば!、本書のクライマックスと言ってよいだろう。筆にも力が入り、オリジナルな考えも盛り込まれている。また、一般に移動能力の低い両生類は、これら分野の最良の研究テーマであり、他の動物でこれらの問題に取り組む研究者にとっても必読である。
いっぽうで、教科書とは銘打っているものの、この高価な値段は生物学を志す若者を遠ざけるのに十分であり、批判されるに足りる。(本シリーズ全般に言えることであるが)。
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