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世間のウソ (新潮新書)
 
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世間のウソ (新潮新書) [新書]

日垣 隆
5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (49件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

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世間のウソ
著者は、殺人者が心神喪失を理由に減刑され社会復帰を果たしている実態に鋭く斬り込んだ著作『そして殺人者は野に放たれる』で一躍注目を浴びたジャーナリストである。著者の目に映る日本という国は、「ウソ」という名の猛獣が群れを成して疾走する荒地だ。射幸心をくすぐる宣伝に億万長者を夢見て年末ジャンボ宝くじに走る市民は、飢えた猛獣の生き餌だと言う。

タブーを恐れぬ視点で、自殺者急増、鳥インフルエンザ、児童虐待、国際政治報道などの裏に潜む“ホント”をえぐり出す。有名エコノミストが女子高生のスカートの中を手鏡で覗いた疑いで逮捕された事件では、罪の重さと本人が失った地位や仕事を比較すれば、明らかに「報道による集団リンチ」だと独自の見解を示す。


(日経ビジネス 2005/08/08 Copyright2001 日経BP企画..All rights reserved.)

新潮新書編集部オリジナルPOP

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登録情報

  • 新書: 206ページ
  • 出版社: 新潮社 (2005/01)
  • ISBN-10: 4106100991
  • ISBN-13: 978-4106100994
  • 発売日: 2005/01
  • 商品の寸法: 17 x 10.8 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (49件のカスタマーレビュー)
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34 人中、32人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By yukkiebeer #1殿堂 トップ50レビュアー
形式:新書
 紙幅に制限のある新書であるためでしょうが、各章のテーマが深みのないまま小さくまとまっている気がします。

 例えば、実体がないにもかかわらず「民事不介入」という言葉を警察が伝家の宝刀のごとく振り回して、多くの犯罪を見て見ぬふりをしてきたというお話。
 「民事不介入っていうのがあるんです」と警察官が口にするのを私も耳にしたことがありますので、この「世間のウソ」はなかなか興味深いお話だと思います。ですが本書のようにわずか3頁程度の扱いでは十分に語り尽くせているとは言えません。

 また児童虐待を取り上げた箇所で、「母親が実の子を殺す率が父親の五倍も多い」と書いています。しかしその理由についてはなんら触れられていません。
 私が思うにこれは、一般的に母親のほうが子供と接している時間が父親よりも長いからで、その結果として母親による虐待死の件数が多くなるだけではないでしょうか。本書はそうした分析もないまま「子殺しは『母』が多い」と書いて意味もなく放り出しているようにしか見えません。

 さらに「人身売買」を扱った章では、中国人女児が人身売買の対象になっているという新聞記事から、これは一人っ子政策下で生まれた二番目以降の子供が裕福な外国人夫婦の元で育つようにという親心がもとになっているのではないかと著者は推理しています。しかしそれはあくまで推理でしかありません。著者自身が中国の人身売買の現場に足を運んで取材したわけではありません。
 この推理はおそらくそれほど外れてはいないのかもしれませんが、だからといって親心を汲んでこの人身売買は決して一方的に非難されるべきことではないかのように筆を進めている点には疑問が残りました。売買の対象となる子供の視点が欠けているように感じるからです。

 取り上げるテーマを半分にしてそれぞれをもっと掘り下げたなら、さらに興味深い読み物になったことでしょう。

このレビューは参考になりましたか?
23 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 懸垂百回 トップ500レビュアー
形式:新書
当たり前なことと,間違ったことしか書いていない駄本である。

第1話(宝くじのウソ)では“宝くじの1等はまず当たらない”という誰でも知っているような事実が堂々と述べられる。確率を具体的に計算する(1000万分の1)のは結構。だが同時に,1999年を境に当選確率が4分の1に下がっているのを「見逃してはならない」(p.15)と書くのはダメである。もちろん40%が10%に下がるなら見逃すわけにはいかないだろう。しかし0.00004%でも0.00001%でも「当たらない」ことに変わりはないのである。数字を読むセンスが欠けている。

もっとおかしいのは,宝くじ購入の(非)合理性を,当選確率のみで論じているところだ(p.19)。ここはふつう「期待値」で判断する。学校で習うだろう。

第3話(安全性のウソ)では,2004年頃に起こった鳥インフルエンザ騒動を集団ヒステリーと述べている。だが,結論はともかく,そこで述べられている根拠はムチャクチャだ。要するに,

 1. 人にとっては,鳥インフルエンザよりもヒトインフルエンザの方が脅威だ
 2. ヒトインフルエンザの死者は1918年以降,減少傾向にある
 3. だから,鳥インフルエンザを恐れる必要はない

と言っているわけだが(pp.35-53),この論理がおかしいのは一見して明らかだ(どこがおかしいのか分からない人は,上記の「ヒトインフルエンザ」を「交通事故」などに置き換えてみてください)。著者は鳥インフルエンザでの死者数(1997〜2004年)を示して前提1. の根拠としている(p.39)。しかし,ほんの20ページ前で馬鹿の一つ覚えよろしく「確率!」「確率!」と言っていたのを忘れたのか。どう見積もっても,鳥インフルエンザでの死亡率は,ヒトインフルエンザでのそれとは比べものにならないぐらいに高いのである。

ちなみに,安全性に関する実践的研究に興味がある人には,『失敗学実践講義』がおすすめ。専門的な内容を含むが,日常生活にも十分役に立ちます。

第8話(児童虐待のウソ)の「『民事不介入の原則』はない」(pp.115-)も大間違い。大きめの書店で,塩野宏『行政法II』第5版や,『法律学小辞典』第4版補訂版で「民事不介入」の項目を見るとよい(余談だが,『法律学小辞典』は手許にあると便利)。いずれも本書の刊行後に出版されたものだ。「市民的法治国原理のコロラリーとして」(前出塩野p.57)この原則は存在するのである。警察行政における具体的な内容や運用の経緯・実態については,たとえば那須修『実務のための警察行政法』10ページ以下がわかりやすい。

では著者はどこをどう間違えたのか? 簡単にいえば,ある規範の存否に関する問題(民事不介入の原則は存在するか)と,その規範の射程に関する問題(DVや児童虐待は介入できない「民事」か)とを混同しているのである。その証拠に著者はこう述べる:

「刑法でいう暴行,傷害,致死罪は,家庭のなかでは許される,などとはどこにも書かれていません。許されると明記されているのは窃盗だけです」(p.118)

前半は正しいが,後半は以下の2点で間違っている。第1に,窃盗も純然たる「刑事」事件であるから,そもそも「民事」不介入の射程外である。ここで著者が念頭に置くのは刑法244条1項「配偶者,直系血族又は同居の親族との間で第235条の罪〔=窃盗罪〕...を犯した者は,その刑を免除する」。ここでの「刑の免除」とは,犯罪が成立しないと言っているのではなく,刑を科さないと言っているにすぎない。これは有罪判決の一種である(刑訴法334条)。有罪判決を出すためには検察官の起訴が必要だ。起訴するためには警察の捜査が必要である。少なくとも制度上は,ちっとも「許されて」などいないのである。

第2に,同趣旨の規定は窃盗に関する244条だけではない。251条,255条,257条を見落としている(105条は任意的免除)。

他の項目も似たり寄ったりだ。おマセな小学生の作文みたいな,誰も異論を挟まない(が具体的な解決策を提示できない,切れ味の鈍い)主張(第2話など)や,そもそも何が言いたいのか分からない主張(第11話など),言いたいことは分かるが説得力に欠ける主張(第7話など),そしてド下手くそな日本語(全仏,もとい全部)。

間違っても,本書の内容を得意げに他人に喋ったりしてはダメですよ。馬鹿だと思われます。
このレビューは参考になりましたか?
13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 凡人
形式:新書
このようなことを書くのは大変申し訳ないのですが、読み進むのがつらくなる文章のわかりにくさでした。また、文章に品がなく読んでいて不快でした。これらの理由で途中で読むのをやめました。
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最近のカスタマーレビュー
タイトル(笑)
世間のウソと謳っていますが、著者は根拠の無い文章を書かせたら天下一品の詐欺師。
当然、内容も信憑性の無いもので、面白くありませんでした。... 続きを読む
投稿日: 9か月前 投稿者: 東方スタッフ
視野を広く持つ事を教えてくれる一冊ではある。が・・・
日垣氏の「視点」が好きなので、本書も読んでみました。

鳥インフルエンザに関する大騒ぎぶりなど、違う側面から観てみると... 続きを読む
投稿日: 23か月前 投稿者: 浪速のスライサー
テーマに纏まりがない
おそらく著者は世間に出回っている情報のウソやデータに
隠された意味に深い関心があるのだろう。本書の各テーマ... 続きを読む
投稿日: 2009/12/3 投稿者: 偏執狂的読書暦
問題提起
掘り下げがない、浅い、との批判もあるようですが、問題提起として読めばそれなりに得るものはあると思います。... 続きを読む
投稿日: 2009/11/4 投稿者: pharedebaleine
タイトルに惹かれたが、内容が浅すぎる
宝くじが当たらないこととか当り前のことの羅列。
 
「学校でエロビデオを見ていた教師に同情したくなる」とか、筆者の意見は稚拙。... 続きを読む
投稿日: 2008/2/9 投稿者: まんピー
嘘の常識
環境問題について、政治的な部分だけで語っていて片手落ち、自分で何も調べていないのが丸解り。
ちったあ勉強せいや、としか言いようがない。... 続きを読む
投稿日: 2007/12/20 投稿者: 猫玉
この本を読んで考えたこと
宝くじ、自殺報道、安全性、男女、人身売買、精神鑑定などについてうそを暴いていくという本です。... 続きを読む
投稿日: 2007/11/15 投稿者: 蔵前
思考停止する前に
必ず読んだ方がいいですね。テレビや社会がどれだけ嘘ばかりか、よくわかります。
そして多くの人がそれを信じてます。根拠もなしに。... 続きを読む
投稿日: 2007/8/19 投稿者: びっぐじょー
おもしろいねぇー
... 続きを読む
投稿日: 2007/6/17 投稿者: calm
「偽善」が嫌いで「毒」が好きな人にはおすすめ
 世間やマスコミで話題になった(なっている)事柄について、その裏側に潜む見落とされがちな「ウソ」を暴いてみせる本。... 続きを読む
投稿日: 2007/4/26 投稿者: blue
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