世論調査に携わった朝日新聞社員による書物です。主に世論調査に携わる苦労やお話が
中心であり、厳密な計測や社会環境への好影響、悪影響、投票への関与などについては
特に述べられていません。その点、調査は結果が全てであり、手法の問題は二の次だ。
と考える方にはうけるかもしれません。
ただ確かに1950年代からたとえば人々の集まる集会ですら省庁は計測にお金と人員を
費やしてきたがリベラルな人々は全くその手法に関して無関心でああったということだ。
その点真実は作り上げなければならないものであり、現時点の事実については述べるべき
ではないという態度とともにマス・メディアとその調査はあったのだと痛感する。また
学術的調査とその予算、マスメディアのスポンサー料という問題についても考えさせられ
たが特に本書によって得られた知見は皆無であるのは確かです。
『
「社会調査」のウソ―リサーチ・リテラシーのすすめ (文春新書)』を読まれることをおすすめします。