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世紀の発見
 
 

世紀の発見 [単行本]

磯崎 憲一郎
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

幼少の頃に見た、対岸を走る「黒くて巨大な機関車」、「マグロのような大きさの鯉」、そしてある日を境に消えてしまった友人A――過去2作を経て著者が到達した、小説に内在する無限の可能性を示した大傑作!

内容(「BOOK」データベースより)

幼少の頃に川の対岸に観た“黒くて巨大な機関車”、公民館の池に泳いでいた“マグロのような大きさの鯉”、そしてある日を境に消えてしまった友人A―「意味付けなどいっさい拒否するただそれが起こったままにしか語れない不思議な出来事」を経験した私はやがて、ナイジェリアに赴任することになるのだが…。小説に内在する無限の可能性を示した傑作。 --このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。

登録情報

  • 単行本: 142ページ
  • 出版社: 河出書房新社 (2009/6/13)
  • ISBN-10: 4309019153
  • ISBN-13: 978-4309019154
  • 発売日: 2009/6/13
  • 商品の寸法: 19.2 x 13 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 199,512位 (本のベストセラーを見る)
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
淡々と見える日常生活の中で起こる不思議な出来事を、主人公はお母さんにも、友人にも言わないで、自分の胸の中に秘めて人生の経験を重ねていく、、、 「、、、 「上手だねえ」娘が、、、ひとこと、彼に向かって、笑って語りかけた。、、、」
人生の時間の不思議が、洗練された文体で語られている。
このレビューは参考になりましたか?
14 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By sandroc
形式:単行本
中原昌也とガルシア・マルケスを足して2で割った感じ。いまの日本で最もラディカルな作風の作家のひとりだろう。
デビュー作は、統一的なモチーフがわかりやすく、比較的読みやすかったのだが、だんだん拡散して、時間・空間を伸縮させる筆裁きがさらに自由になってきている印象。
なので、読み終わってみると、何を読んでいたか漠とした感じがするのだが、読んでいる間はずっと面白い。こういう面白さこそを「純文学」の醍醐味と言ってもいいんじゃないか、という気がする。
表題作などは、短い分量でスケール感のやけに大きな話を展開しているのが面白いが、もっとえんえんと続けられそうな話に思えるし、もっと読みたいという気持ちがして、終わったときにもったいない気分がした……。
あるいは芥川賞狙いの関係で短いのかもしれないが、であれば、今回の候補作(141回。本書には入っていない)で授賞してしまって、そういう枷を解き放ってやってもらいたいものだ。
「なんだこりゃ!?」と思えるかなり面白いところがちょいちょいあるのだが、とくにどろどろなポニーの帰還は急に「ペットセメタリー」みたいで最高でした。
「絵画」のほうは、時間的に短い間の話というのが新機軸? タイトルにふさわしく定型を脱したバラエティ豊かな描写がえんえんと続くのが心地良い。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 無覚 トップ500レビュアー
形式:単行本
芥川賞受賞の『終の住処』は恐ろしく退屈だったが、それよりは著者の才気がはっきり示されていると思う。
だが、「時間」へのこだわりが、小市民生活に退屈しながら、その枠組みの中で生を捉え直して納得しようとする営みに見える。
どこか諦念を勧める説教の匂いがして、せっかくの技巧もあまり楽しめない。
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