着ぐるみが日本の怪獣物のお家芸なら、一時期アメリカの低予算怪獣物の定番だった「実際の生物をそのまんま背景やミニチュアに合成」するタイプの特撮映画の一本。
ストップモーションアニメや大型のモデルを使った「黒い蠍」や「放射能X」等と比べると、当時の合成技術の限界もあってディテールの不確かな黒い影にしか見えないタランチュラは少し残念な仕上がり。今回はHDリマスターということでもう少しは改善されないかと期待したのですが、あまり変わっていませんでした。
(あくまでもタランチュラ合成部分に限っての話。画質そのものは相当向上し、キズも少ないので夜間シーンなどはVHSテープ時代のそれとは比べ物になりません。)
オーソドックスな作りの怪獣映画なので前半モンスターの見せ場が少ないのを、謎の栄養剤によって無残に変形した人間(特殊メイク)を登場させて補うあたり、さすがにアーノルド監督始め半魚人シリーズ制作グループが多数参加しただけのことはあります。
他のニューライン発売DVD同様、モノラルながら日本語吹き替え付き・特典はスタッフリスト、米国版予告編、公開時ロビーカードやスチル中心のギャラリーという仕様。
この「タランチュラの襲撃」発売でオールド怪獣映画もほぼ出そろった感があります。
あとは The Deadly Mantis をなんとかお願いします、ニューラインさん。