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28 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
濃厚な金融危機論,
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レビュー対象商品: 世界金融危機 (岩波ブックレット) (単行本)
問題点と内容を絞りに絞った濃厚な味わいを持つ金融危機論です。以下要点をまとめてみました。ご参考にどうぞ 第1章「影の銀行システム」の崩壊 銀行、証券会社は本体以外に運用会社を持ち、証券による信用創造機構を作っていた。 この運用会社は、本体の連結対象外、プロ同士相対取引、FRB、SECの監督規制外 という特色を持っていた。 第2章つぎの津波がやってくる 87年のブラックマンデー、98年のLTCMの危機では実体のバブル崩壊とずれが あったが、今回の危機では信用収縮と住宅バブル(実体のバブル)の崩壊が同時に 起きており、信用収縮と景気後退の悪循環が始まっている。 第3章ガス欠とオーバーヒート 世界はエネルギー転換という長期波動と「金融資本主義」の破綻という長期波動が同時 に起きており、それは資産価格デフレと資源インフレが同時進行するという異常事態を 引き起こしている。 第4章世界は壊れそうだ 不動産バブル崩壊は続いている。自動車バブルも崩壊し、米国の消費不況がグローバル 不況になりつつある。問題はそれが10年不況となるかどうかだ。 以上を読み返すと資源インフレの部分は外れはじめているようだが、それでもなお本書は、 その価値を失わない。良書だと思う。
32 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
不況期には金子勝が売れるの法則,
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レビュー対象商品: 世界金融危機 (岩波ブックレット) (単行本)
不況になると金子勝の本が売れてくるという悪魔のジョークがあるが、この本はその真骨頂のような内容になっている。 これまでの「メディア危機」、「環境エネルギー革命」などの著作で 最強タッグを組むA・DEWIT立教大教授とともに、 今度はアメリカのバンキングシステムの問題点を明らかにしている。 この二人は、今回の世界金融危機に早くから警鐘をならしていた。 彼らの警鐘が的中してしまう経済危機を誰かとめてくれ。
16 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
薄い冊子ながら、今起こりつつある危機がどのようなものか、そしてこれからどのようなことが予測され、我々はどのように対処していけばよいのか、しっかりと書かれている。,
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レビュー対象商品: 世界金融危機 (岩波ブックレット) (単行本)
本書は、著者が雑誌「世界」に2008年7月から10月まで連載した記事をまとめたものである。そういう意味では、表題の通り、今まさに起きつつある金融危機を生々しく論じ、臨場感のある冊子に仕上がっている。著者の指摘は、鋭くかつ的確である。 今回のリーマンショックによる危機が表面化し、実体経済に影響が見られるようになる以前から、信用収縮は企業倒産をさらに増やすとしていたが、現実に指摘の通りの動きになっている。 また、米国中心の「金融資本主義」は破綻しつつあり、我々は今大きな歴史の波動の中に生きているという。 では、直面する経済危機に日本はどう立ち向かうべきか。著者は、自然再生エネルギーへの転換を進め、環境エネルギー政策で雇用を作り出す環境エネルギー革命をあげている。 薄い冊子ながら、今起こりつつある危機がどのようなものか、そしてこれからどのようなことが予測され、我々はどのように対処していけばよいのか、しっかりと書かれている。
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