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世界認識のための情報術
 
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世界認識のための情報術 [単行本]

佐藤 優
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

国家主義者"佐藤優"はなぜ『週刊金曜日』に執筆を続けるのか?その疑問に答え、激動の世界情勢を語る。好評連載の「飛耳長目」に加え、400字詰め原稿用紙100枚を書き下ろし。

内容(「BOOK」データベースより)

「靖国問題」「機密費」「琉球処分」「プーチン流イデオロギー」「北朝鮮核実験」…30のキーワードを手がかりに、著者のみがなしうる思索と驚異的な情報術によって、日本と世界のもっともリアルな姿を提示する。

登録情報

  • 単行本: 250ページ
  • 出版社: 金曜日 (2008/07)
  • ISBN-10: 4906605451
  • ISBN-13: 978-4906605453
  • 発売日: 2008/07
  • 商品の寸法: 19 x 13.2 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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By くにたち蟄居日記 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
 本書の白眉は83−86ページにある 著者の佐藤優と 元外務省の東郷和彦のやりとりである。

 そこでは佐藤が外交において自称「薄っぺらな論理」を主張しているのに対し 東郷が「理想論」と佐藤が呼ぶ 一種の精神論に近い場所から反論している。

 本書を読んで 佐藤優という方は 非常に冷徹な現実主義者だと再認識した。デヴュー作である「国家の罠」は 佐藤が国策捜査という「国家の罠」にはまって 500日を超える留置所暮らしを描いた著書だ。
 但し その後の展開を今振り返ると 国家こそ佐藤の「罠」に嵌ったという点が見えてくる。「国策捜査」というような 言葉を 国家から引き出した段階で佐藤の勝ちであったことが今よく分かる。その後の佐藤の大活躍と 外務省の沈黙を見れば 勝ち負けは誰の目にも明らかだ。

 佐藤が 嬉々として留置所に入って読書三昧に耽ったのも それが 所与の条件と環境の中で 最も「現実的」であったからに他ならないと思う。
 実際 最近50年間もの間 かように長い間 いわば「思想犯」で留置所にぶちこまれたインテリなどは 他にはいなかったわけである。この「留置所暮らし」が 佐藤のカリスマ性を一層高めたことは間違いないと思う。うがって見ると それを分かって 彼は嬉々として留置所にいたのではないか。そう思える。

 そんな佐藤が 東郷とのやりとりを 本書に描き出し ある意味で自身を「相対化」している点は 佐藤の誠実でもあると思う。

 「現実主義者」という言葉にまつわる悪いイメージがあるかもしれない。但し 僕らは そもそも「現実主義」という思想をきちんと理解する必要がある。それが今回の読後の感想となった。
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By hide-bon トップ100レビュアー
形式:単行本|Amazonが確認した購入
「週間金曜日」に現在も連載中のコラムを纏めたもの。愛国者であり、国家主義者を自認する佐藤優が、何故「金曜日」にとの声が左右両陣営から挙がるそうだが、正にこのバランス感覚、懐の深さ、自由と、抑圧疎外からの解放の精神こそが佐藤の魅力であって(因みに彼は新左翼系の「情況」にも書いている)、読者を煽動する事なく、自らの経験と人脈を下に社会情勢や国家戦略を提示するジャーナリスティックな感覚が存分に楽しめる。
ロシア、中国、韓国、北朝鮮、イラン。記憶に新しい近くて遠い諸外国との外交、事件を俎上に上げ、それらを独自のインテリジェンスで分析し、同時に、その裏にある事情や真実を読み取ったり、外務省のアンダー取引、詭弁、自己保身や責任転嫁についても相変わらず容赦なく斬る歯切れの良さに、いつもながら唸らされる。
日中問題等リベラル勢力からするとルビコン河を渡るような言説も、この人が語ると実に説得力があるのが凄い処だ。
様々な相反する思想媒体で発言を続ける事が、自由闊達な意見交換の場となり、新自由主義とファシズムに対する耐性をつけるための思想的営為となるとの意見、いかにもこの人らしい。
各コラムの末尾に注釈として記されている「用語」が、実に的確で分かり易い。
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By じゃが〜 トップ500レビュアー
形式:単行本
 異能者、異端児。しかし、国家には必要な人材であろう著者、佐藤優氏。彼が週間金曜日に連載した内容をまとめた本だ。国家、あるいはそれを背景に持つ官僚を野放しにせず、その暴力装置をなんとか制御しようとする貴重なノウハウ本である。

 外務省を主とした一般的な官僚のメンタリティを解説し、彼らの不作為や責任逃れを見逃さない姿勢が大事だと説く。機密費が私的に流用されうる制度を告発する。心ある外交官は本当に使いたい金を私財から流用するとも。これは何とかしないとイカン。

 自らを右翼と定義しながらも、脊髄反射的な反左翼言動を行う右翼を戒める。また、左翼に内在する論理をも生かそうとする。さらには、左翼にも右翼の論理を良く理解し対話するよう呼びかける器は大したもんだ。
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