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世界自動車メーカー どこが生き残るのか―ビッグ3体制崩壊後の国際競争
 
 

世界自動車メーカー どこが生き残るのか―ビッグ3体制崩壊後の国際競争 [単行本]

土屋 勉男
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

米国自動車市場の崩壊は、世界最大のGMの経営破たんにまでつながった。世界最強を誇っていた日本メーカーも、円安を背景にした輸出バブルが膨れ上がり、時を同じくして破裂した。エコカー開発、拡大が見込める中国、インドなどの途上国での競争、国際再編などたちはだかる難問に世界の主要メーカーはどう乗り切っていくのか。


【本書 第1章 トヨタ・ショックはなぜ起こったのか 「4 グローバル経営の見直し」より抜粋】


しかしトヨタ自動車をはじめとする日本メーカーは、その戦略で勝負すると欧米メーカーに勝てない。日本メーカーは、研究開発から事業化までを一貫して手掛ける垂直統合型の「クローズド・イノべーション」を得意とする。またものづくりの面では、強い現場の組織能力を基本に、その強みをとことん生かすとともに、全社的課題に対しては各部門を超えて全社の基本方針のもとで横串を入れる「全体最適」の経営が強みである。トヨタ自動車で言えば、全体最適を推進する仕組みは、「機能会議」が担っている。品質向上や原価低減活動は、その代表的事例であり、トヨタ自動車の強みの根源を支えている。

トヨタ自動車が今やるべきことは、グローバル経営の見直しであり、「速すぎるグローバル化」の修正であろう。世界の過剰能力に思い切ってメスを入れ、多極分散型のグローバル経営を推進することは、正しい方向であろう。それと同時に、同社の強みを改めて徹底的に鍛え直すことこそが重要なのではなかろうか。

トヨタ自動車では、最近、米国を中心にフロアマットやアクセルペダルの不具合が見つかり、大規模な「リコール問題」が発生した。また日本でも同社の再生のカギを握るハイブリッド車「プリウス」のブレーキ制御の不具合が見つかるなど、「リコール問題」は、経営全体に波及しつつある。

それらの問題は、「速すぎるグローバル化」と決して無関係とは言えまい。むしろ成長志向、規模の拡大重視の経営が、世界各国に展開する「ものづくり現場」における持続的改善活動のスピードを上回り、「ものづくり組織能力」における機能障害が起こったと見たほうがよかろう。「トヨタ・ショック」の解決には、トヨタの強みである「ものづくり組織能力」をグローバルな視点で再構築することが重要であり、「リコール問題」は、同社にとってきわめて優先順位の高い戦略課題なのである。

内容(「BOOK」データベースより)

米国自動車市場の崩壊は、世界最大のGMの経営破綻にまでつながった。日本メーカーにおいても、円安を背景にした輸出バブルが膨れ上がり、時を同じくして破裂した。世界最強と安心してはいられなくなった、トヨタを筆頭とする日本の各社はどれだけ深刻な状況にあり、何を克服しなければいけないのか。リコール問題、エコカー開発、拡大が見込める中国、インドなどの途上国での競争、国内の過剰設備の削減、国際再編…立ちはだかる難問を、彼らはどう乗り切っていくのか。

登録情報

  • 単行本: 319ページ
  • 出版社: ダイヤモンド社 (2010/3/5)
  • ISBN-10: 4478011567
  • ISBN-13: 978-4478011560
  • 発売日: 2010/3/5
  • 商品の寸法: 19 x 13.8 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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By upwave
形式:単行本|Amazonが確認した購入
某総研出身で大学等の先生方が纏められた大変真面目な本。自動車好きの評論家が書いたものとは一線を画す。
足元のグローバルマーケット概観を説明し、緻密に自動車メーカーに求められる競争要件を分析する。
個人的には、特に、中国・インド・韓国の新興国の自動車メーカーの歴史や昨今の動きを纏めた部分が重宝した。
気軽に読むには、少し内容が重い専門書。自動車業界に関係する方、興味のある方向けか。
他、グローバル企業の国際競争に興味有る方にはお勧め出来る。激しく動き、変化する業界だけに時間が経過する前に読んでおきたい。
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