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世界経済入門 第三版 (岩波新書)
 
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世界経済入門 第三版 (岩波新書) [新書]

西川 潤
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 840 通常配送無料 詳細
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合計価格: ¥ 1,596

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

複雑に見える世界経済の構造をわかりやすくときほぐし,新しい世界秩序を展望する市民のための入門書として,多くの読者に親しまれてきた『世界経済入門』を全面改訂.グローバル化の進行による激変,EUやNAFTAなど地域経済圏の進展,アメリカの覇権主義化の展開など90年代以降の動きを読み解き,日本の進むべき道を構想する.

内容(「BOOK」データベースより)

世界経済の構造をわかりやすくときほぐし、新しい世界秩序を展望する、市民のための入門書として親しまれてきた『世界経済入門』を全面改訂。グローバル化の進行による激変、EUやNAFTAなど地域経済圏の進展、アメリカを中心とする軍事化の拡大、市民社会の台頭など九〇年代以降の動きを読み解き、日本の進むべき道を構想する。

登録情報

  • 新書: 243ページ
  • 出版社: 岩波書店; 第3版 (2004/6/18)
  • ISBN-10: 4004308941
  • ISBN-13: 978-4004308942
  • 発売日: 2004/6/18
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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19 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
有名経済学者西川潤の名著『世界経済入門』が13年ぶりに改訂され、第3版が出されたと知り、大急ぎで買い求めました。
全体の流れは第2版と同じですが、内容は完全に一新されました。
前回の版でEC、GATTだったものがEU,WTOとなっているのはもちろんのこと、環境に与える経済の影響などを

考慮して「エントロピー」の概念を導入するなど、新たな独自性があります。

まず、第一章では「経済と意識のグローバル化」という新事態に対応して、WTOなどによる貿易自由化や人権意識の拡大
などにも対応する地球市民意識の拡大、地域協力の進展など、世界経済の90年代以降の変化と特徴について

述べています。特に、多国籍企業についての分析が詳しく、また、著者の専門とする南北問題、南南問題などを
念頭に置いた上で書かれていると思います。第二版の70年代後半から80年代の分析同様、図表なども多く提示しながら
丁寧にわかりやすく説明してくれていて珠玉の出来です。

第二章では現代の世界経済における問題として人口・エネルギー・環境の問題を扱っています。おそらく、これらの問題
に関しては詳しい方も多いと思われるので、さほど新しい情報はないかもしれませんが、
やはり多くの資料を掲載し、経済格差の問題を念頭に置きつつ、概観してくれています。

ここで熱力学第二法則の概念を導入したのはわかりやすかったと思います。

第三章は第二版と違い、南北問題・地域協力について詳しく述べ、最後に日本の10数年を振り返り、簡単に
これからの展望を述べるに留まっています。第二版では、軍事と経済の関連を大胆に分析し、ほぼ現在の経済状況を

ピタリと当てる素晴らしいパターン分析的な将来予測をしていて期待していただけにこの章はちょっと残念でした。

また、残念というわけではありませんが、意外にここ10数年の大きな変化であるテロリズムや地域紛争などの
問題には多くは触れてありませんでした。

相変わらず読み応えのある名著ですが、最後は前の版が超人的だった分トーンダウンしたかな、という印象でした。
もちろん当然のごとくの名著ですが、第二版が★6つ、第三版は★5つ、という感じです。

このレビューは参考になりましたか?
8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
確かに知識人の間で有名なことだけあって、高く評価できる点がいくつかある。

まず入門書であるゆえ、砂漠化から都市問題まで非常に広い範囲にわたって世界の現状が紹介されている。「これも世界経済の一つの要素と言えるのか」と疑問に思うことも多かったが、「経済入門」だけでなく社会学・環境学も勉強できると思えば苦にならない。また、表やグラフが頻繁に使われているため筆者の論理に説得力がある。そして、重要なキーワードについて詳しく補足説明しているところもいい。

ではまだ読んでいない人に勧められるか。はっきりとイエスとはいえない。

一つの問題はあまりに多くの課題を扱っていることだ。個々の説明が短すぎて表面的で、呼んでいるときは理解できても全く頭の中に残らないことだ。私のようにノートを取るならば情報を処理できるが、普通に読んでもあまり役に立たないと思う。肝心のEU拡大やブレトンウッズ体制について少ししか触れていないところも残念だった。

グラフと表に関しては、専門的で数字の意味が分からないようなものが目立った。

もう一つ指摘したいことがある。筆者の倫理観・思想みたいなものが時々不正確な結論といった形で表れている。南北格差の拡大は先進国が自国の利益のために国際援助を行ってきた証拠(184ページ)だという論理はどう考えても納得できない(国際援助以外に様々な要因があるだろう)。

まあ、読みたい人は読んで損はないと思うが、予備知識がない人にはあまり優れた入門書ではない。というより、途中で寝てしまう恐れがある。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
西川潤氏の世界経済入門は名著として名高く、2004年には第三版が出版されました。
この本はその第二版ですから、バブル以降の現代世界経済を知りたい方は第三版を買えばいいでしょう。
でも、この本はだからと言って読まずじまいではあまりにもったいない、素晴らしい作品だと思います。

第一章では、「世界経済の現状」として、主にニクソン=ショック以降の変動相場成制下の自由化の流れを
分析しています。この1970年代後半から1980年代にかけての経済の動きをほぼ網羅して包括的に分析すると共に、
南北問題の解決に向けての「新国際経済秩序」や多国籍企業の分析は特に詳しく行われています。

図表などの資料も適切に提示され、かなり緻密に、かつ本質を捉えた突っ込んだ分析が行われていて、
この数十ページでこれだけの内容の濃さはすごいな、と思いました。

第二章では現代の問題として、「人口問題」「エネルギー資源問題」「環境問題」に触れています。

こちらはそれぞれを主要テーマとした本を読まれている方も多いと思うので、そこまで目新しいものではありませんが、
かいつまんで資料を提示しながら要約してくれています。

第三章では南北問題へのより突っ込んだ議論や南南問題、EC(現在はEUですが…)、ASEANなどの地域協力、

社会主義計画経済の破綻を扱っていて、特に地域経済秩序の分析は非常にわかりやすいです。

第四章では、「世界経済の将来と日本」というテーマの下、「軍拡」「人権」という重大なテーマを混合しながら
1990年以降、世界経済はどんなシナリオを取りうるか?についていくつかのパターンを提示し、かなり緻密で突っ込んだ

分析をしています。これが今になって読み返してみるとピタリ現状を言い当てていて、恐ろしいほどです。
この章は、すごい…。

ここまで現代世界経済を精密に分析している本に初めて出会いました。
「世界経済入門」として、「日本」の登場するバランスも絶妙です。

1970年代以降の現代につながる経済史分析の書として、また現代経済への重要な分析の書として、
出版から10年以上たった今だからこそ読む価値がある、読んで損のない本です。

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