読者の人柄によってかなり意見が分かれる本だと思います。
良識・道徳・倫理の「普通」の中に生きる方と
それらをあまり気にしないで生きている方
そして、この手の知識が豊富な方
大体、この三者三様の感想が出てくるのではないかと。
最初に、この本は「学問」ではなく完全に「娯楽本」だと思って読んだ方が良いです。
ちょっとダークなゴシップ記事をかき集めて愉しもうというものです。
本格的に、心理や犯罪などを研究している方やそういう本を読んだ事がある方が、その一つの資料として読むには相応しくありません。
それよりも、歴史上にはこんな人間がいて、こんな事件があったんだ…と野次馬根性とでもいうのでしょうか?
そういう気分で読んだ方が楽しめます。
一つ言いたいのは、「耽美」と言ってますがその要素は少ないと私は感じました。
「禁断愛」というより、人の心の闇の部分にある「禁断の欲望」という方が相応しいかと思います。
愛や憎しみと呼べる、深い感情については…あったとしてもそれを掘り下げて書かれてはいないです。
事実が淡々(若干著者の私情入り)で書き連ねてあります。
最後の章である、カニバリズムにはご注意を。
これは苦手な人は本当にご飯が食べれなくなるらしいので。