オールカラーでこの価格は好感。カタログの写真は殆ど全身図で載っています。
飼養者が手に据えた(乗せた)状態の写真も多いので実際の大きさを推測しやすく、
個性や性格的な評価も1種ずつ載っています。
コンドル目・ワシ目・ハヤブサ目の順に掲載され、
ハヤブサのページには、ハイブリッドファルコン(交雑種)も数種類掲載されています。
純種はジアー・ペレグリン・ラナー・セイカー主体。
バーバリーやレッドネイプドシャヒーンなどの輸入や国内繁殖の少ない種は掲載されていません。
チョウゲンボウやハイタカ、フクロウ類もほぼ網羅されています。
飼育関連のページでは管理方法を中心に餌や道具、トレーニング方法、
繁殖の難しさまで要点がまとめられています。
一般飼養が可能な小型のタカやハヤブサにおいても、
知識を持ち、設備を整えるなど衛生管理の重要性、また、
小鳥の倍以上の寿命の長さから、飼うには覚悟がいる生き物として書かれています。
奥付の情報では著者も訓練士の有資格者で、
鷹匠関連の協会や猛禽専門店も多数協力している1冊なので、
猛禽の飼養者を目指す方にも良き入門書となりそうです。
ちなみに、猛禽に限らず国内の野鳥を故意に捕獲して飼うような事は、
国内の法律上できません。
輸入種でもワシ類やコンドル類は特定動物(危険動物)に含まれるため、
許可と設備を得て、正しい知識が必要です。
動物愛護管理法や外来生物法などにある種類と照合して見るのも良いでしょう。
一般的な動物園で見る事が出来る猛禽類の数よりも掲載数がはるかに多いので、
特に飼養者を目指さなくても、猛禽図艦として良い資料になると思います。