・ このシリーズは2009年版が最初で、今回は4年目。版を重ねて改善が見られる。大雑把に世界の業界や企業を調べるのに有用。
・ 想定される読者は、証券会社などの営業担当者、企業の企画部門従事者、ファンドマネジャー、就職・転職を目指す学生や社会人、投資信託や個別株への投資家などかと思われる。
・ 2011年版までとは少し構成が異なり、最初に学者と企業再生のプロへのインタヴューがある。続いてトヨタ対東風汽車集団のような、日本企業と中国企業の対比がある。
・ 「金融」、「パソコン&サーバ」、「総合電機」、「太陽電池」、「石油・ガス」、「医薬品」、「小売」など45業界を、うまく整理して解説している。企業名は証券コード付きで多数あげている。
・ 「主要証券取引所の上場企業時価総額ランキング」、「太陽電池セル製造国別シェア」、「空港別貨物取扱量ランキング」(香港が第1位、成田が第9位)、「アパレル企業の売上高ランキング」(ファーストリテイリングは世界第6位)など、役に立つデータが多い。
・ コラム数は5つ。世界と日本のそれぞれ株式時価総額ランキング、世界、日本及び中国のそれぞれの売上高ランキングである。
・全体的に良く出来ている。但し、去年までは太陽電池のセル製造シェアには太陽の図を使うなど凝ったグラフィックデザインだったが、それが無くなったのが残念である。