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世界最高の日本文学 こんなにすごい小説があった (光文社新書)
 
 

世界最高の日本文学 こんなにすごい小説があった (光文社新書) [新書]

許 光俊
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

ほんとうの感動は最高のものの中だけに存在する
――全く新しいブックガイド

本書のターゲットは日本文学だ。正直言って、日本文学は、世界的に見ても相当いい。せっかく日本語ができるのだもの、おもしろい日本文学を読まないなんて、宝の山を素通りするようなもの。本書を書きながら、「どうして、これが外国語に翻訳されないんだろう、もったいない」と何度も思ったほどなのだから。
本書は解説書でも研究書でも批評でもなく、「お客さん、いい子いますよ」と声をかけるキャバクラの呼び込みみたいなもの。「ちょっと信じて、この店に入ってみるか」、そう読者が思ってくれれば、私としてはしめしめである。
(「最初に」より一部抜粋)

内容(「BOOK」データベースより)

珠玉の名編から、戦慄の怪作まで―あなたの小説観・人生観を根底から変える12編。

登録情報

  • 新書: 226ページ
  • 出版社: 光文社 (2005/10/14)
  • ISBN-10: 4334033261
  • ISBN-13: 978-4334033262
  • 発売日: 2005/10/14
  • 商品の寸法: 17 x 10.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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29 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
 私、失礼ながらこの著者を存じ上げなかったのですが、クラッシク音楽等のレビューでは結構知られている方のようです。

 この本は、その著者が本を読まない方のために書かれたッブックガイドです。本を読まない方がそもそもこの本を手に取るのかどうかは甚だ疑問なわけですが、もしそういうことが起こりうると仮定すれば、この本は結構上手く出来ています。

 たとえば、どんなに面白くたって、たとえば「カラマーゾフの兄弟」なんかを人から勧められると、読書好きの私だってかなりげんなりします。その点、この本の中で取り上げる作品はどれも短編ばかりで、しかも一度は聞いた事のある作家の作品ばかりです。

 その上、川端康成を評して「だじゃれ好きのエロじじい」と言ってみたり、谷崎潤一郎をつかまえて「変態」とのたまったり、三島由紀夫をけちょんけちょんにけなしたり、もうやりたい放題です。が、そこにはやはり日本文学に対する深い愛情が見え隠れして、この本を読んでも日本文学に興味を持たない人がいれば、とても残念ですがもうその人は一生日本文学とは縁が無いんじゃないかと思います。

 また、岡本かの子に始まり岡本かの子に終わるいうのも、非常に小憎らしい演出です。なぜなら、近現代の日本人作家の中で、彼女ほどその作品と人物像がともに様々な意味で度を越えている人はいないでしょうから。

 私は、日本文学が世界最高とはけっして思いませんが、それでも日本人に生れて日本文学に手を出さないのは、人生における大きな楽しみをみすみす見逃していうように思えてなりません。

 ですから、この本によって一人でも多くの方が日本文学に触れる事を願ってやみません。

 しかし、先に述べたとおり、そもそも本を読まない方がこの本を手に取るということが起りうるのか、私にとって甚だ疑問です。
このレビューは参考になりましたか?
19 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By recluse VINE™ メンバー
形式:新書
これはこれまで許さんが書いた著書の中での一番のヒット作ではないのかな。クラシック関係の作品の場合は、どうしても文章で伝えられるメッセージには限界がありますから。それに対して、日本文学の場合は、作品の中で、原作品の引用を行うことにより、メッセージがより生き生きとして、明確に著者の主張が伝えることが可能となります。”プロレタリア文学はものすごい”という荒俣宏の作品がありましたが、この作品も、同じように、忘れ去られた作品の隠れた価値の復権を狙いとした作品です。”邪悪な文学誌”とは違い、必ずしも、現代の価値観からの転倒した読み直しというアプローチはとっていません。むしろ、金の亡者と化しつつある現在の大学での生存競争のためでしょうか、”人間の悲しさ”という成熟した普遍的な認識がアプローチの基盤となっています。最初と最後の、岡本かの子の作品の解読に、この認識が明確に現れています。党生活者の青春小説としての位置づけや芋虫や鏡花の解読の部分ももなかなかユニークです。著者も述べていますが、破戒の衝撃的なエンディングについてはぜひ含めてほしかった部分です。さてもう一回日本文学を読み直してみましょうか?
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12 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
ほとんど文学書を読まない自分がとうとうこの許光俊さんに導かれて読むことになりそう。特に夢野久作は20年前に手を出していたが止まったままになっていた。またクラシック音楽と同様続編を期待したい。
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