戦史に関する本を読み進んでいくと、他の戦闘の史実を引用している例が少なくない。その引用例が「カンネの戦い」といった有名なものならまだしも、これまで聞いたこともないような戦史例であったとすると、内容が理解できないまま読み進めるしかないのがこれまでの私。しかし大枚はたいて買ったこの本は、載っていない戦史がないのではないかと思わせるほどの内容量。そしてこの本の真骨頂は何と言っても索引の充実度。ページ数でいえば5分の1はあろうかという索引は、本文の50音順とは別に年代順、そして登場人物名順、さらに洋書を読む機会が多い人にとって涙もののアルファベット順までセット。惜しむらくは東洋の戦史についてほとんど記述がないことぐらいであろうか。