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同じ著者による姉妹本「イラストレイテッドコレクション・赤毛のアン」(角川書店)と比較すると内容に深みが増したように感じられました。これは上の本で書かれなかった内容をさらに加えたこともあるでしょうし、インタビューに、今までよりさらに深く切り込んだという印象を受けたせいかもしれません。著者の方に深い敬意を感じているのに失礼ですが、コクがあってとてもうれしい半面、初めてアニメのムックを読む人には「イラストレイテッド~」の方が向いているのではないかとも思いました。本当はこの2冊を上・下巻として読むべきです。
「アン」を通じて現代社会を想う真摯な気持ちと、クリエイターたちに光をあてるという信念の感じられる一冊です。たくさん売れて大きな利益をあげてもらい、ぜひ3冊目も出版してほしいと思いました。その節は音響監督・浦上靖夫さんのお仕事を知りたいです。
高畑勲監督や主要スタッフのインタビューも新たに収録されており、美術ボードや初期キャラクターデザインなど、見所も多数。
中でも宮崎駿の手による4話および5話のレイアウトと、そして宮崎が去った14話以降、シリーズを支えた櫻井美知代の手による48話のレイアウトを、膨大に掲載している点で非常に資料性の高い一冊。
92年に出版された『ニュータイプ100%コレクション 赤毛のアン』もそうですが、こういった丁寧な誌面作りの本に限って、早々に品切れ絶版になってしまうものなので、興味のある方は早めに入手されるべきかと思われます。
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