この本は2009年に発行されてすぐ読みました。
経済学部の出身でもないためか、さまざまな経済学者、評論家の本を読んでもピンときませんでした。
特に竹中平蔵氏の本は「一体何を言っているんだ。」と理解できませんでした。
(まあ、きっとこちらの知識不足でしょうが)
その中でリチャード・クー氏の本だけはストンと理解できました。
そして、先週、日本振興銀行が破綻しました。
115ページにこう書いてあったのを思い出しました。
「もしもこの不況が中央銀行による資金供給不足、つまり借りたいのに借りられないという状況で起きたのならば、
金融緩和はそれで効果があるだろう。しかし、現実には借りる人がいないのだから、借りる人がいないところに、
これ以上、資金を銀行に積んだところで、銀行として貸し出ししようがない。そんなところで無理したら、銀行は
ますます不良債権の山を増やすだけである。そして、それを果敢にも証明してくれたのが日本の新銀行東京と
日本振興銀行という二つの銀行であった。この二つの銀行は、資金需要はあるのに従来の銀行マンが無能だから
こそお金が回らないのだということで貸し出しの拡大に走り、見事な社会実験をやってくれた。その結果、
この二行は不良債権の山を築くという見事な結果をもって、銀行が本来貸せるような相手の資金需要がいかに弱い
かを証明してくれたのである。」
で、なぜクー氏を認めない「専門家」の先生方が多いのでしょうか。経済に疎い私にはわかりかねます。
今日の新聞では、日本振興銀行の件についてのインタビューをT先生は、一切受け付けていないそうです。
あんなに木村会長と仲良しだったのに。