まずは本に関係ないところからのお話を。この本が受けている誤解についてです。
本の内容だけを知りたい方は飛ばして読んでもらった方がよいかと思います。
この本は色々なところでいわゆる「地雷」的な扱いを受けています。例えば2chとかでしょうか。僕もよく見てますが。
しかし、私自体はこのような本に関係ない宣伝じみたことは好きではないのですが、この本は
東大生の方で推薦していらっしゃる方がマイナーに分類される参考書の割には異常といえるくらい多く
著者自身も東大新聞(だったと思います。東大の方が発行しているものですが名前はよく覚えてません)の方に
インタビューを受ける、と「地雷」とは思えない扱いを受けております。
匿名の誰が書いたかも知れない掲示板の評判と、本物の東大生の、しかも多数の宣伝、どちらが参考になるか
言葉にするのも憚られるくらい自明な問いだと思います。
あまりこういう形の宣伝じみた行為は好きではないのですが実際の本のクオリティとネット上での扱いのギャップが凄すぎたので
誤解を解く程度に書かせていただきました。
とはいえ、こんな陳腐なことを言ってもこの本のよさが何も伝わらないので少し内容についてレビューしたいと思います。
この本の内容は大雑把にいって書き方、過去問、知識、この三つに大分されます。
書き方は論述におけるルールを学ぶことについて書かれています。これを知らないと得点に結びつかないです。
過去問はそのまま過去問です。東大京大一橋筑波志望の方はこれだけでも元はとれます。
収録年度が多く、解くにあたり最初のページで対策について説明がなされています。
知識は論述にあたり必要な知識を簡単な論述で学びとる、というもので
ここで論述の書き方の基礎、教科書の知識の運用の仕方、意外と教科書に載っていないもしくは見逃しやすい知識、
この3つを学びとることができます。まずは本体に書いてある書き方の概要を見てからこちらで基礎を養い、
そこから本体の例題でルールを学ぶ、というのが推奨される方法です。
書き方に重点を置いて説明を付した参考書で使用に十分耐えられるのはこの本以外にないのでは、と思います。
市販の大体の参考書は問題をポンと置いて終わり、もしくは耳かき一杯程度の書き方についての説明と問題で出版
というタイプのものが圧倒的に多いです。
しかもやたら過去問よりクオリティの低い自作問題か問題の要求が単調な過去問のみを選定したもののシェアが多い。
しかし実際の過去問では変化や意義、関係、比較を解答に要求するものの方が多いです。難関大学になればなるほど。筑波は別ですが。
参考書としてはマイナーに分類されますので、他人と差がつけられる。
東大京大一橋で世界史を武器にしたい方にオススメです。マイナー故の強みですね。
長々としたレビューを失礼いたしました。