内容(「BOOK」データベースより)
百年前に極東で勃発した日露戦争。その様子は通信網により翌日には欧米諸国で報道された。この戦争を国際政治の力学と情報・報道戦の側面から見直し、各地での作戦や軍事システムを豊富な図表を駆使して描き出す。
レビュー
担当編集者より
1991年の湾岸戦争では、戦禍が衛星放送によって中継されるリアルな空爆の映像に、遠い異国で起きている戦争の恐怖を身近に感じた。その一方で、自分が戦争ではなく、TVゲームでも見ているような感覚に陥っていることに気づき、自身の麻痺した感覚に、より恐怖したのを鮮明に覚えている。100余年前、極東で起こった日露戦争は、当時の人びとの目にどのように写ったのだろうか。実際には多くの人命を失い、多大な犠牲を払った戦いの連続であったにも拘わらず、同盟国はじめ欧米列強による「日本びいき」の報道は、人びとを戦争強硬論へと突き動かしていったのである。本書は、各国報道が当事国のみならず世界に与えた影響を検証する。過去の戦争の分析を通して人間にとって戦争とは何かを考える本シリーズ。私たちは、本書から、溢れる情報の中から真実を見極めることの難しさ、恐怖や悲しみを現実のものとして感じることなく戦争を行う愚かさを学ばなければならない。(光)
1991年の湾岸戦争では、戦禍が衛星放送によって中継されるリアルな空爆の映像に、遠い異国で起きている戦争の恐怖を身近に感じた。その一方で、自分が戦争ではなく、TVゲームでも見ているような感覚に陥っていることに気づき、自身の麻痺した感覚に、より恐怖したのを鮮明に覚えている。100余年前、極東で起こった日露戦争は、当時の人びとの目にどのように写ったのだろうか。実際には多くの人命を失い、多大な犠牲を払った戦いの連続であったにも拘わらず、同盟国はじめ欧米列強による「日本びいき」の報道は、人びとを戦争強硬論へと突き動かしていったのである。本書は、各国報道が当事国のみならず世界に与えた影響を検証する。過去の戦争の分析を通して人間にとって戦争とは何かを考える本シリーズ。私たちは、本書から、溢れる情報の中から真実を見極めることの難しさ、恐怖や悲しみを現実のものとして感じることなく戦争を行う愚かさを学ばなければならない。(光)
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
山田 朗
1956年大阪府に生まれる。1985年東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。博士(史学)。現在、明治大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1956年大阪府に生まれる。1985年東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。博士(史学)。現在、明治大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)